気になるニュース! 6 月 19 日


A西川「社長辞」任 「会長」要請     @臓器移植法A案で衆議院可決 脳死は人の死と判定

A西川「社長辞」任 「会長」要請 fuki Wai

今、自民党政権は何をしようとしているのだろう。麻生首相は17日の民主党の鳩山由紀夫代表との党首討論では「政府が世論をバックに民間会社の人事に介入すべきか、極めて慎重であらねばならぬ」と発言し、人事に介入しない姿勢を表明していた。
ところが鳩山大臣更迭後の世論調査が首相判断を67%が支持しないという結果となってしまった。そのような中で新大臣となった佐藤勉総務相が、日本郵政の西川社長に対し、社長を辞任し会長就任を打診していることがわかった。
これについては2つの不満が出てきます。1つは、総理大臣が政府が民間会社人事に介入してはいけないといっている中、明らかに人事に介入していると見られる点。
2つ目は、世論の西川社長辞任要求に対しては社長を辞任させておき、その実会長に就任させるという世間を2重に欺く手法をとろうとしている。
このような事がまかり通るようではこの国も終わりとなるでしょう。
<郵政社長人事>西川「会長」要請していた 6月19日10時56分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000003-maiall-soci
 日本郵政の社長人事問題が大詰めを迎えている。佐藤勉総務相が西川善文社長に対し、会長に就任するよう要請していたことが18日に判明したが、後任の社長人事で両者の意見が一致せず最終調整が進められている。一方で、麻生太郎首相は政府の介入に「慎重であらねばならない」と繰り返しており、佐藤総務相の辞任要求との整合性を問う声も出そうだ。
 水面下で自らの進退問題が協議されている西川社長は、18日の衆院総務委員会で、自身の責任について「一定の処分を考えたい」と初めて「処分」に言及したが、それ以上の踏み込んだ発言を用心深く避けた。
 自民党内では、麻生首相に近い安倍晋三元首相、菅義偉選対副委員長らが西川氏続投で収束させるべきだと強く主張している。安倍氏は18日、議員会館の事務所を訪れた河村建夫官房長官に「改革を進めるか、止めるのかの問題だ。政府が民間会社の人事に介入しない方がいいという麻生首相の判断はよかった」と語り、鳩山邦夫前総務相を更迭した対応を高く評価した。
 党内最大派閥・町村派の町村信孝前官房長官も同日の同派総会で「私は麻生首相の判断を支持している」と強調した。
 安倍氏らが西川氏続投支持の立場を鮮明にするのは、郵政民営化を構造改革路線の旗印にしてきた小泉純一郎元首相に近い議員グループが衆院選を前に自民党を離党するなどの混乱を阻止したいからだ。現に小泉氏に近い自民党幹部は「官邸が西川氏を辞めさせるのは無理。やれるものならやってみろ。(政局は)大変なことになる」と語った。
 しかし、西川氏の進退を巡っては、鳩山氏の更迭直後に実施した毎日新聞の世論調査(13、14日)で、67%が首相の判断を「評価しない」とするなど批判が噴出。内閣支持率も2割を切り、政府・与党には「西川氏続投では選挙に影響する」など西川氏の辞任を求める声がくすぶっている。佐藤総務相の周辺でも「西川社長が身を引くような環境づくりをしないとだめだ」(政府関係者)との声が高まっていた。
 佐藤総務相は16日に業務改善命令の中間報告のため総務省を訪れた西川氏と2人で会談。佐藤総務相が世論の厳しさや党内情勢を伝えたうえで「会長への就任要請」という形で辞任を促したという。
 一方、首相は17日の民主党の鳩山由紀夫代表との党首討論では「政府が世論をバックに民間会社の人事に介入すべきか、極めて慎重であらねばならぬ」と発言し、人事に介入しない姿勢を改めて表明した。ただ、「西川氏のしたことに意見が多々あるのは知っている」と西川氏への不満も同時ににじませた。
 佐藤総務相は18日の衆院総務委員会で「(日本郵政からの)報告では西川社長の責任に対する何らかの言及があると思っている。それを基に(西川氏の進退について)官房長官、財務相と協議し首相に諮る」と語った。【石川貴教、横田愛】

メニューに戻る

@臓器移植法A案で衆議院可決 脳死は人の死と判定 Ninja

臓器移植法が衆議院で昨日採決され、A,B,C,Dの4法案のうちA案が可決されました。
採決方法は、A→B→C→D(法案提出順)の順番でまずA案に投票する、其処で可決すればその案が採択される。
否決されれば、次にB案の投票が行われ、其処で可決すればその案が採択され、否決されれば、次の案の投票が行われるという方式であった。
投票前は、後で採決される法案のほうが有利だとして、物議をかもしたが、意外にすんなりと最初の法案で可決された。
今回の採択で法制化されるわけではなく、これから参議院で審議されるわけですが、まだ脳死を人の死と判定することには多くの人がこだわりを持っていると思われます。
脳死状態にあっても髪も爪も伸び、体も温かく心臓も動いているという状態で死亡宣告されることに対して家族の納得が得られるかという問題はまだ含んだままです。
一方現在の法律上で脳死の元で臓器提供に同意することは、脳死が人の死とは成っていないわけですので、家族にとっては自分たちが脳死状態の家族を死に追いやることでもあるわけですので、家族が死の宣告の負担を背負っていることになります。
このように、まだまだ問題をはらんだこの脳死判定による人の死がどのように決着されるのか、今後を見守りたいと思います。
ただ臓器提供に関して本人および家族の意思で拒否できることが、まだ救いであるのかもしれません。
 死の定義臓器提供の条件提供可能年齢
現行法心臓死。本人が生前に意思表示していれば脳死本人の書面同意と家族の同意15歳以上
A案脳死家族の同意。本人が生前に拒否できる制限なし
B案現行法と同じ現行法と同じ12歳以上
C案心臓死。脳死定義を厳格化現行法と同じ現行法と同じ
D案現行法と同じ15歳以上は現行法と同じ。15歳未満は本人が拒否しなければ家族同意で可制限なし

「脳死を一律死にしないで」=慎重な議論求める−移植法A案反対の遺族ら
6月18日18時38分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000127-jij-soci
 臓器移植法改正でA案が衆院で可決されたことについて、反対する遺族や市民団体が18日午後、衆院議員会館で記者会見し、「脳死を一律に人の死としないで」などと訴え、参院での慎重な議論や廃案を求めた。
 「わたしは死体と寄り添っていたの?」。中村暁美さん(45)は本会議場で、長女有里ちゃんの写真を忍ばせ見守った。有里ちゃんは3年半前、原因不明の急性脳症に襲われ、医師から「脳死」を宣告された。しかし、「温かい体があり、成長する体がある」と、2007年9月に4歳8カ月で他界するまでの約1年9カ月にわたり付き添った。
 「心臓が動かなくなり、体が冷たくなって初めて家族は今旅立ったんだと感じた。脳死は死の宣告ではなかった」と語った。
 議員にも実体験を通じて理解を求めたが、「直前まで『迷っている』と言っていた議員が堂々とA案に投じていた」といい、「むなしさがこみ上げてきた。この瞬間から娘は無になってしまうのか」と涙ぐんだ。

メニューに戻る