気になるニュース! 5 月 28 日


@(1NINK)<放射線測定>モニタリングポストの位置、高さバラバラ


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 放射線を測定するモニタリングポストの地表からの高さが、地域によって大きくばらついており、東北、関東、甲信越の16都県で比較すると一番低いのが福島県の1メートルに対し、最も高い宮城県では80.3メートルの位置に設置しているという。
この理由は同一地点での測定値の変化を見るということに重点が置かれていたため、他地域との比較ということには目がむけられていなかったものと見られる。
でも現実のことを考えると、生活場所での放射線量がどのくらいあるのかということに着目すれば、地表1メートルくらいの位置での測定はぜひ行ってもらいたいと考えるのが普通では無いでしょうか。
ちなみに、各県のモニタリングポストの高さは下記のようだということです。

◎秋田県秋田市 2-3m 
◎岩手県盛岡市 12-4m
◎宮城県仙台市 80.3m 
◎山形県山形市  25m 
◎茨城県ひたちなか市 3.5m
同県北茨城・高萩・大子 1.3m
同県水戸市  3.5m 
同県その他     2.7m
◎栃木県宇都宮市   20m
栃木県その他、ビル屋上 ビル屋上
◎群馬県前橋市   20m
◎埼玉県さいたま市 5-17m
◎千葉県市原市 6-9m
◎東京都新宿区 18m
◎神奈川県横浜   23m
同県茅ケ崎市 4.9m
◎山梨県甲府市   17m
◎新潟県新潟市 8-10m
同県新発田、上越、南魚沼 8-10m
同県阿賀町、柏崎刈谷 1m
◎長野県長野市 16.5-17m
◎静岡県御前崎市 3m  
同県静岡市 3m
 

放射線測定位置にばらつき 地表1mから80m、16都県
2011/05/28 05:33 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052801000058.html

 空気中の放射線量を測るため、都道府県が設置しているモニタリングポストの地表からの高さが、地域によって大きくばらついている。
放射性物質の拡散状況や地上の蓄積が正しくデータに反映されない可能性があり、自治体によっては、独自の測定方法を模索している。
 東北と関東甲信越の16都県を比較すると、福島県が最も低い地上1メートルにポストを設置しているのに対し、最も高い宮城県では高さ80・3メートルの県庁屋上だ。
 モニタリングポストでの測定は同一地点での数値の変化を調べることに重きが置かれてきたため、高さなど設置場所の条件は厳密には定められていない。
周囲に遮蔽物がなく測定しやすいという条件で便宜上、自治体の施設屋上に設置されるケースが多い。
 高さ20メートルに設置している栃木県は「設置の際、文科省から『地表から放射性物質の影響を受けない高さの目安として10メートルが推奨される』と聞いたので現在の場所にした」(環境保全課)というが「なぜ20メートルかと問われると、特に根拠があるわけではない」という。
 データへの疑問からか、独自に放射線の測定を始める自治体も。
千葉県では、県のモニタリングポストが設置されている市原市から距離がある地域について、インターネット上で「実は数値が高い」とのうわさが流れたのを受け、松戸市は23日に独自に測定を始めた。
 同様に測定を続ける市川市は県に対し、ほかの市とも連名で測定機の提供や測定方法の統一を要望している。
 東京都の場合、モニタリングポストは地表から19・8メートル。
新宿区の4階建て庁舎の屋上に設置されている。
しかし、住民から生活している高さでの数値が知りたいとの要望があるため、都では地表での測定も検討している。

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