葵花向日

( きかこうじつ )

「ひまわりの花、日に向かう」。夏の点景を、熱い太陽に向かって咲き誇るひまわりの姿に託した言葉。

旭日昇天

( きょくじつしょうてん )

朝日が天空に昇ること。また勢いが盛んなようすのたとえ。飛ぶ鳥を落とす勢いをいう。

一酔千日

( いっすいせんにち )

きわめて良い酒の形容。

一日一善

( いちにちいちぜん )

一日に一つだけいいことをすること。

一日九遷

( いちじつきゅうせん )

一日に九度も官位を昇ること 

一日三秋

( いちじつさんしゅう )

一日会えなかっただけで三年にも感じるほど相手を思い慕うこと。

一日千秋

( いちじつせんしゅう )

一日会わないだけで随分会わない気がする。待ち遠しく思う気持ち。

一日千里

( いちにちせんり )

すぐれた馬が一日に千里も走ることから、転じて才能が優れていることのたとえ。

一日之長

( いちじつのちょう )

年齢が少しだけ多い。転じて、技能や経験・知識などがいくらか勝っていること。

一日万機

( いちじつばんき )

一日の中でもいろいろなことが起きる意。天子を一日も怠ることのない様に戒めたもの。一日の多くの政務をいう。

雨栗日柿

( あまぐりひがき )

雨の多い年は栗がよく実り、晴れの日の多い年は柿がよく実るということ。

雨栗日和

( あまぐりひがき )

雨天続きの年は栗の実りがよく、天気の好い年は柿が豊作であるという関西方面での言い伝え。

黄道吉日

( こうどうきちにち )

陰陽道で何をしてもうまくゆくとされる吉日。転じて一般に、良い日柄をいう。

吉日良辰

( きちじつりょうしん )

辰は星の宿。よい日柄ということ。大安吉日と同じ。

計日程功

( けいじつていこう )

日ならずして完成すること。進展が順調なので、完成の日を指折り数えることができるということ。

孤城落日

( こじょうらくじつ )

孤立した城と西に沈む夕日の光。昔の勢いを失い、助けるものもなく、ひたすら没落に向かう状態。

五十日鬘

( ごじゅうにちかづら )

歌舞伎用語武士の役を演ずるときに用いる鬘「さかやき」の伸びたもの浪人・病人・罪人・盗賊などの役に用いる。「百日鬘」もある

五日一石

( ごじついっせき )

「十日一水(じゅうじついっすい)五日一石」と対にして用いる。一つの川を描くのに十日かけ、一つの石を描くのに五日かけるという意味で、入念に作品を仕上げること又その作品をいう。

五日十座

( ごにちじゅうざ )

朝夕二座、五日間にわたって講ずる法会。法華十講。

三日天下

( みっかてんか )

政権や実権を握っている期間が非常に短いことのたとえ。

三日坊主

( みっかぼうず )

すぐに飽きてしまってなにをやっても長続きしないこと。

山中暦日

( さんちゅうれきじつ )

俗世間を脱して悠々自適にのどかな生活をするさま。

秋霜烈日

( しゅうそうれつじつ )

草木を枯らすほど激しく厳しいもの。刑罰・意志・権威などがきわめてきびしく強いことのたとえ。

十日之菊

( とおかのきく )

九月九日の菊の節句の翌日の菊。機会を失ったたとえ。

十年一日

( じゅうねんいちじつ )

長い間同じことを繰り返していること。

重見天日

( ちょうけんてんじつ )

暗く苦しい状況から解放されて以前の明るい状態に戻ること

重箱日和

( じゅうばこひより )

雨が降ったりやんだりして、一向に天気が定まらぬこと。

春日遅遅

( しゅんじつちち )

春の日が遅い。つまり、暮れゆくのが遅い、のどかでうららかな春の1日のこと。春日遅々。

小春日和

( こはるびより )

11月〜12月にかけての良く晴れたひより。

祥月命日

( しょうつきめいにち )

一周忌以後、その人が死んだ月日と同じ月日。

青天白日

( せいてんはくじつ )

心にやましいところがないこと、無罪がはっきりすることのたとえ

大安吉日

( たいあんきちじつ )

暦の上で万事うまくいくとされる日のこと。

天日之表

( てんじつのひょう )

万物を照らす太陽のように慈悲深い人相。

日下開山

( ひのしたかいさん )

武芸・相撲などで、天下無敵の者の意味に用いる。

日月星辰

( にちげつせいしん )

太陽と月と星。

日常坐臥

( にちじょうざが )

毎日行われるいつもの生活。ふだん常々。いつも。

日常茶飯

( にちじょうさはん )

毎日毎日の食事。転じて、あたりまえのこと。ごくありふれた事柄。日常茶飯事。

日新月盛

( にっしんげっせい )

日に日に新しい物ができ、月を追って盛んになること。

日進月歩

( にっしんげっぽ )

日に、月に、絶え間なく進歩すること。絶えず進歩し、発展すること。

日暮道遠

( にちぼどうえん )

日暮れて、道遠し。多忙のたとえ。年老いたのにしなければならないことが残っていること。

日昃之労

( にっしょくのろう )

昼食抜きで昼過ぎまで働く骨折り。

乳母日傘

( おんばひがさ )

乳母が抱き、日傘をさしかけるように大切に、恵まれた環境で子供を育てること。

白虹貫日

( はっこうかんじつ )

白色の虹が太陽を貫く現象。真心が天に通じた時に現れるという。また、君主(太陽が兵(白色の虹に危害を加えられる兆候、革命の起きる前兆を表すとも言う。

白日昇天

( はくじつしょうてん )

真昼に天に昇る。仙人になること。また、急に富貴になること。

暮雲落日

( ぼうんらくじつ )

国の衰退を悲しむ様子。暮雲」は夕暮れの雲「落日」は夕暮れの太陽。

飽食終日

( ほうしょくしゅうじつ )

一日中食べるだけで仕事もせず過ごす。腹いっぱい食うことだけで一日をむなしく終えてしまうということ。

吠日之怪

( はいじつのかい )

蜀の地(四川省)は雨が多く太陽を見ることが少ないので、犬が太陽を見ると、怪しんで吠える。珍しいものを見て驚くこと。

有天無日

( ゆうてんむじつ )

天空に太陽がない。途方も無いことをいう。

連日連夜

( れんじつれんや )

幾日も幾夜も続けて。

曠日持久

( こうじつじきゅう )

日を長引かせて長く持ちこたえること。無駄に長い月日を送ること。

曠日彌久

( こうじつびきゅう )

むなしく日を過ごして久しきにわたる。事が長引くのにいう。

槿花一日

( きんかいちじつ )

栄華のはかないこと。むくげの花が朝咲いて夕方しぼむのに例えていう。