四字熟語 | 読み方 | 意味 |
梨園弟子 | りえんていし | 俳優。役者。 |
利害関係 | りがいかんけい | お互いに利害が影響しあう関係。 |
利害勘定 | りがいかんじょう | 利益と損害の割合を計算すること。 |
利害得失 | りがいとくしつ | 利益と損害。儲けと損。 |
李下瓜田 | りかかでん | スモモの木の下で冠を正し、瓜の畑で履物を履き直す意であるが、人の疑惑を招くような行い。 |
李下之冠 | りかのかんむり | 疑われやすい言動は避けなければならないということ。李の木の下で冠をかぶり直すと、李の実を盗むのではないかと疑われるのでいう。 |
力戦奮闘 | りきせんふんとう | 力を出し尽くして闘うこと。一所懸命努力すること。 |
鯉魚尺素 | りぎょせきそ | 手紙のこと。鯉の腹中から白絹に書かれた手紙が出たという故事。 |
六尺之孤 | りくせきのこ | 十四、五歳のみなしご。 |
六尺之託 | りくせきのたく | 幼君の後見を託されること。 |
六韜三略 | りくとうさんりゃく | 古代中国の兵法書『六韜』『三略』。転じて、奥の手や虎の巻をさす語としても用いられる。 |
戮力協心 | りくりょくきょうしん | 全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。 |
離群索居 | りぐんさくきょ | 仲間から離れて一人でいること。 |
俚言俗語 | りげんぞくご | 俗世間で用いられる卑俗なことば。 |
離合集散 | りごうしゅうさん | 離れたり、合わさったり、別れたり集まったりすること。 |
李広成蹊 | りこうせいけい | 「蒙求」の標題。立派な桃や李の木の下には、人が来て、自然に小道が出来るように、徳のある人は黙っていても、人が自然にその人に付き従うようになることのたとえ。漢の李広が死んだとき、みな悲しんで泣き、「桃李言わざれども、下おのずから蹊を成す」といわれた故事。 |
離朱之明 | りしゅのめい | 目がよく見えることをいう。離朱は百歩を離れて、毛の先がよく見えたという視力のすぐれた人。 |
李絶杜律 | りぜつとりつ | 唐の詩人李白は絶句にすぐれ、杜甫は律詩にすぐれている。唐の二大詩人の特徴を簡潔に評したことば。 |
履霜之戒 | りそうのいましめ | 霜が降るのはやがて氷が張る前兆で、前兆によって、あらかじめ災いを防がなければならないというたとえ。 |
立身栄達 | りっしんえいだつ | 社会的な地位や、高い身分を得ること。立派な人になり栄達すること。 |
立身出世 | りっしんしゅっせ | 社会的に認められて、世間に名を知られるようになること。 |
立錐之地 | りっすいのち | 錐が立つだけの狭い土地。わずかばかりの空地。立錐の余地。 |
利敵行為 | りてきこうい | 敵を利する行為。 |
李杜韓柳 | りとかんりゅう | 唐の李白・杜甫・韓愈・柳宗元の四人の略。李・杜は詩、韓・柳は文に優れていた。 |
理非曲直 | りひきょくちょく | 道理に合ったことと、合わないこと。間違ったことと、正しいこと。 |
柳暗花明 | りゅうあんかめい | 柳が薄暗く茂り、花が明るく咲く、春の美しい景色。転じて、行き詰まったかと思った途端、新しい展開がひらけることにもたとえる。 |
流汗滂沱 | りゅうかんぼうだ | 汗が盛んに流れ落ちるようす。 |
流汗淋漓 | りゅうかんりんり | 流れる汗がしたたり落ちる様子。 |
流金鑠石 | りゅうきんしゃくせき | 暑気のはなはだしいこと。金を溶かし石を溶かすの意味。 |
流金焦土 | りゅうきんしょうど | 大日照りで、金石が溶けて流れ、土や山が焼けこげになるくらい暑いことをいう。 |
流寓漂泊 | りゅうぐうひょうはく | 落ちぶれてさすらう。 |
流血淋漓 | りゅうけつりんり | 流れ出る血が、盛んにしたたるようす。 |
流言飛語 | りゅうげんひご | 根拠のない、いいかげんな噂。根も葉もないデマ。 |
竜虎相搏 | りゅうこあいうつ | 二人の強いものが勝敗を争う。両雄相戦う。 |
柳巷花街 | りゅうこうかがい | 昔、柳が植えられ、花も咲いて風情のあった遊里、色町のこと。 |
流行坎止 | りゅうこうかんし | 流れに乗れば行き、険しい所に合えば止まる。流れに任せるたとえ。 |
竜舟鷁首 | りゅうしゅうげきしゅ | 貴人の乗る船。二隻一対で、一隻はへさきに竜の頭を、一隻は鷁の首の形を彫刻してあるからいう。 |
流觴曲水 | りゅうしょうきょくすい | 陰暦三月三日に、曲水に杯を流し、その杯が自分の前に流れてこないうちに詩を作り、互いに詩才を競い合った故事。 |
竜驤虎視 | りゅうじょうこし | 天下に権威をふるうさま。竜のようにのぼり、虎のようににらむこと。 |
竜攘虎視 | りゅうじょうこし | 竜と虎が格闘するように、互角の力を持った強者同士が激しく争うこと。 |
竜攘虎搏 | りゅうじょうこはく | 互角の力をもった強い者同士が激しく戦うこと。 |
竜攘虎摶 | りゅうじょうこはく | 竜と虎が格闘するように、互角の力を持った強者同士が激しく争うこと。 |
流觴飛杯 | りゅうしょうひはい | 酒宴を開いて酒を酌み交わす。 |
竜章鳳姿 | りゅうしょうほうし | 伝説上の霊獣・霊鳥である竜や鳳凰 ほうおう のように、威厳に満ちた立派な容姿。 |
流星光底 | りゅうせいこうてい | 振り上げた名刀の下。 |
竜頭鷁首 | りゅうとうげきしゅ | 竜の頭や鷁の首を船首に刻んだり描いたりした船。天子や貴人が乗った船。 |
竜闘虎争 | りゅうとうこそう | 竜と虎とが相争うこと。互角の力をもった両雄が激しい戦いをすることのたとえ。 |
竜騰虎闘 | りゅうとうことう | 竜と虎とが相争うこと。互角の力をもった両雄が力を尽くして戦うことのたとえ。 |
竜頭蛇尾 | りゅうとうだび | はじめは威勢がよいが、あとになると勢いが衰えること |
竜蟠虎踞 | りゅうばんこきょ | 竜がとぐろを巻き、虎がうずくまるように、抜きんでた能力を持つ者がある場所にとどまり、権勢を振るうことのたとえ。また、ある地域で、すぐれた能力を存分に発揮すること。 |
柳眉倒豎 | りゅうびとうじゅ | 女性が怒って、眉を逆立てるさま。 |
流芳後世 | りゅうほうこうせい | よい評判・名声を後世にまで残すこと。 |
竜門点額 | りゅうもんてんがく | 昔、中国で、官吏登用試験である進士の試験に落第して帰ること。 |
竜門之遊 | りゅうもんのゆう | すぐれた人の遊び。 |
竜門扶風 | りゅうもんふふう | 司馬遷と班固。司馬遷は竜門(山西省の地名)の人、班固は扶風(陜西省の地名)の人。ともに漢代の歴史家。転じて、歴史、また、歴史家。 |
粒粒辛苦 | りゅうりゅうしんく | こつこつと努力、苦労を重ねること。粒々辛苦。 |
粒々辛苦 | りゅうりゅうしんく | こつこつと地道な努力を重ねること |
柳緑花紅 | りゅうりょくかこう | (一柳が緑色に茂り、花が紅色に咲く。春の美しい景色のたとえ。 (二自然のままで人工を加えぬことのたとえ。 (三物事に自然の理のそなわっていることのたとえ。 (四物事がそれぞれに異なっていることのたとえ。 (五悟りをひらいた状態のたとえ。 |
流離零落 | りゅうりれいらく | おちぶれる。 |
劉伶解酲 | りゅうれいかいてい | 「蒙求」の標題。劉伶が酒を好み、妻が諌めた時、一飲一斛を目標にし、それで酔えば、さらに五斗も飲み酲(よい)を醒ますことができようと言った故事。 |
流連荒亡 | りゅうれんこうぼう | 遊びにふけって家に帰らなかったり、飲酒などの遊興で、結果、国を滅ぼす意。 |
凌雲之志 | りょううんのこころざし | 俗界を離れて高く別天地に遊ぶ願い。 |
良玉精金 | りょうぎょくせいきん | すぐれた文章のたとえ。 |
良玉美金 | りょうぎょくびきん | すぐれた文章のたとえ。 |
良禽択木 | りょうきんたくぼく | 賢い人は立派な主君を選んで仕えることのたとえ。 |
良金美玉 | りょうきんびぎょく | よい金と、うるわしい玉。すぐれた文章のたとえ。 |
竜駒鳳雛 | りょうくほうすう | 優れた少年のたとえ。 |
燎原之火 | りょうげんのひ | 勢いが盛んで、防ぎ止めようがないもののたとえ。非常な勢いで広がっていく様子。 |
利用厚生 | りようこうせい | 物を役立つように用いて、生活を豊かにすること。 |
陵谷之変 | りょうこくのへん | 高い丘が変わって深い谷となり、谷が変じて丘となる。世の中の変遷のはなはだしいことのたとえ。 |
竜虎之姿 | りょうこのし | 竜や虎のすぐれた姿。風采。英雄の素質と威儀。 |
良妻賢母 | りょうさいけんぼ | 夫に対してはよい妻であり、子に対しては賢い母であるような女性。 |
両三行涙 | りょうさんこうのなみだ | 二筋三筋の涙。はらはら落ちる涙。 |
良史之材 | りょうしのざい | すぐれた歴史家としての才能。 |
梁上君子 | りょうじょうくんし | 盗人の別名。 |
凌霄之志 | りょうしょうのこころざし | 大空をもしのぐ高い望み。 |
竜驤麟振 | りょうじょうりんしん | 竜のように登り、麒麟のように奮う。威勢のすぐれたさま。 |
良知良能 | りょうちりょうのう | 人間が生まれながらにもっている知恵と才能。 |
遼東之豕 | りょうとうのいのこ | 他の世界を知らないため、他人から見れば何でもないことを、得意に思うこと。ひとりよがりなさま。 |
竜瞳鳳頸 | りょうどうほうけい | 竜のような瞳と鳳凰のようなくび。極めて貴い人相とされる。 |
量入制出 | りょうにゅうせいしゅつ | 収入をはかって、しかるのちに支出を定めること |
竜飛鳳舞 | りょうひほうぶ | 竜が飛び、鳳凰が舞っているかと思われるような霊妙な山のさま。 |
良風美俗 | りょうふうびぞく | 美しく立派な風俗。 |
両部習合 | りょうぶしゅうごう | 本地垂迹説に基づき、仏教と神道を一つにした神道。 |
両鳳連飛 | りょうほうれんぴ | 二羽の鳳凰が翼を連ねて飛ぶ様子をいい、兄弟がともに出世することをいう。 |
綾羅錦繍 | りょうらきんしゅう | 美しい衣服、また、目もあやに美しいものを表現する時に使う言葉。 |
慮外千万 | りょがいせんばん | きわめて意外なこと。思いもかけないひどいこと。 |
緑浄春深 | りょくじょうしゅんすい | 清く澄んで水に映える緑。春は今が盛りの新しい色に輝いている。 |
旅進旅退 | りょしんりょたい | ともにそろって進み、そろって退く。進退をともにする。また、定見や節操をもたず、ただ他人の意見に従うこと。(= 付和雷同) |
理路整然 | りろせいぜん | 話や議論などのすじみちがよく整っているようす。 |
臨淵羨魚 | りんえんせんぎょ | 淵の前に立っているだけでは魚は手に入らないと言うこと。 欲しがるだけで、少しも努力をしないのでは、手に入らない。 |
臨渕羨魚 | りんえんせんぎょ | 「渕に臨みて魚を羨む」。渕の傍らに立って魚が慾しいと思っているだけでは、魚は手に入らない。 効果的手段を考えることがたいせつの意。 |
麟角鳳嘴 | りんかくほうし | 麒麟の角と鳳凰のくちばし。きわめてまれにあるもののたとえ。 |
臨渇掘井 | りんかつくっせい | 「渇に臨(のぞ)みて井(せい)を掘る」。喉が渇いてから井戸を掘る。 事が起こってからあわてて事態に対応することをいう。 |
臨機応変 | りんきおうへん | 時と場合によって柔軟にうまく適切な処置をすること。 |
鱗次櫛比 | りんじしっぴ | 鱗や櫛の歯のように、細かくびっしりしているようす。 |
麟趾之化 | りんしのか | 皇后の徳化をいう。周の文王の后妃の徳を、詩人が「麟之趾」の詩を作って、ほめたたえたことよりいう。 |
麟子鳳雛 | りんしほうすう | 将来性のある子どものたとえ。 |
臨終正念 | りんじゅうしょうねん | 死に臨んで、心が乱れず、往生を信じて疑わないこと。 |
臨終之什 | りんじゅうのじゅう | 死に際に作る詩歌。辞世の句。 |
臨深履薄 | りんしんりはく | 非常に危険なこと。 |
臨戦態勢 | りんせんたいせい | 戦いに臨む準備ができている状態。 |
輪廻応報 | りんねおうほう | 生き物が次の世へと生まれ変わり続けても、それまでの行いの善悪に応じて禍福の報いを受けること。 |
輪廻転生 | りんねてんしょう | 死んでは生まれ変わり、何度も生死を繰り返すこと。 |
麟鳳亀竜 | りんぽうきりょう | 麒麟と鳳凰と仙亀と神竜。四神にあたる。珍しいもの、また、すぐれた賢人のたとえ。 |
隣里郷党 | りんりきょうとう | 村里。郷里。近所やその地方。五家が隣、五隣が里、四里が族、五族が党、五党が州、五州が郷(12500家)。 |
淋漓尽致 | りんりじんち | 話しことばや文章表現が流暢で、十分に意を尽くしていること。 |
倫理道徳 | りんりどうとく | 人として守るべき道。モラル。 |