四字熟語 | 読み方 | 意味 |
弄翰戯語 | ろうかんぎご | 戯れに書いたものや冗談。 |
老驥伏櫪 | ろうきふくれき | 年老いた名馬は、使われないで馬小屋の中に寝ていても、なお千里をかける志を捨てない。英雄が年老いても大志を捨てないで、強い気力を持ち続けることのたとえ。 |
狼子野心 | ろうしやしん | 狼を手なずけようとしても、生来の野性があだとなり、なかなか慣れない。謀反の心や凶暴な人は容易に教化しにくいことにたとえる。 |
聾者之歌 | ろうしゃのうた | つんぼの歌ううた。聾者は、自分で歌ってもそれを聞いて楽しむことができないところから、自分で行ないながら、それにより自分を楽しませることのできないことにたとえる。 |
老少不定 | ろうしょうふじょう | 老人も少年もいつ死ぬかわからないこと。死期は予知できず、人の命のはかなく寿命の定めがたいたとえ。 |
老成円熟 | ろうせいえんじゅく | 豊富な経験をもとに考えや態度が柔軟な様子。老練で物事を慎重冷静に処理すること。 |
老成持重 | ろうせいじちょう | 老練でしかも慎重なさま。経験を積んでいて物事を慎重冷静に処理すること。 |
籠鳥恋雲 | ろうちょうれんうん | 籠の中に飼われている鳥が空に浮かぶ雲を恋い慕うこと。転じて、束縛されている者が自由を得たいと望むことをいう。 |
老当益壮 | ろうとうえきそう | 老年になっても、ますます盛んな意気を持って困難にも立ち向かうべきであるということ。 |
老若貴賎 | ろうにゃくきせん | 年齢や身分にかかわらない、あらゆる人々のこと |
老若貴賤 | ろうにゃくきせん | 老人・子ども・身分の高い者・身分の低い者。年齢や身分にかかわらない、あらゆる人々。 |
老若男女 | ろうにゃくなんにょ | 老人も若者も男も女も。年齢や男女の別なくすべての人々。 |
老若貧富 | ろうにゃくひんぷ | 老人・子ども・貧乏人・金持ち。年齢や、貧富の差にかかわらない、あらゆる人々。 |
老婆親切 | ろうばしんせつ | 年を取った女性がくどくどと必要以上に世話をやくこと。また、広く、必要以上の世話。老婆心。 |
老馬之智 | ろうばのち | 道に迷った時、放した老馬に付いて行けば道に出るものだ、ということから転じて、経験を積んだ者は、その行なうべき道を心得ている。 |
老病生死 | ろうびょうせいし | 年とって病気になったり、死んだりすること。 |
廊廟之器 | ろうびょうのき | 天下の政治を行うに十分な才能。大臣・宰相となりうる才能。 |
廊廟之計 | ろうびょうのけい | 大臣宰相となって政務を執るはかりごと。 |
炉火純青 | ろかじゅんせい | 炉の火炎が純青になると温度も最高に達する。転じて学問や技芸が最高の域に達すること。名人の域に達するたとえ。 |
蘆花浅水 | ろかせんすい | あしの花の咲いている水の浅いところ。 |
魯魚亥豕 | ろぎょがいし | 文字の書き誤りのこと。また、書き誤りやすい文字のこと。 |
魯魚之誤 | ろぎょのあやまり | 似ている文字を間違うこと。 |
鹿死誰手 | ろくしすいしゅ | 天下は、まだ誰が統一するか不明。勝敗の決まらない状態をいう。 |
六十耳順 | ろくじゅうじじゅん | 六十歳で異なる考えも素直に聞き入れられるようになると言うこと。 |
六十六部 | ろくじゅうろくぶ | 日本内地の六十六か国の寺に参拝して一部ずつ経を納めること。諸国行脚の僧。雲水。 |
六菖十菊 | ろくしょうじっきく | 手遅れのたとえ。 |
六道輪廻 | ろくどうりんね | 人間の霊魂が、六道の世界に転々と生を受け、永遠に迷い続けること。 |
鹿苹之歓 | ろくへいのよろこび | 太平の宴会をいう。鹿が和らぎ鳴いて野の苹(よもぎ)を食べるさまから、賢人を集めてのなごやかな酒盛りをいう。 |
鹿鳴之宴 | ろくめいのえん | 科挙に及第して都に行くときの送別の宴。「詩経」の小雅の鹿鳴を歌うところからいう。賓客を迎え、また、めでたいことのあるときの宴会。 |
露宿風餐 | ろしゅくふうさん | 野宿すること。旅の困難をいう。 |
盧生之夢 | ろせいのゆめ | 一炊之夢に同じ。 |
路線転換 | ろせんてんかん | それまでの行き方を別方向へ切り替えること。 |
六根清浄 | ろっこんしょうじょう | 人間の欲望や迷いを断ち切って、心身を安らかに保つこと。 |
炉辺歓談 | ろへんかんだん | 炉端でうちとけて楽しく話し合うこと。 |
炉辺談話 | ろへんだんわ | いろりばたでくつろいでするおしゃべり。ろばたの四方山語(よもやまご。 |
驢鳴犬吠 | ろめいけんばい | 驢馬が鳴き、犬がほえる。聞くに足りないもの、つまらない文章などのたとえ。 |
魯陽之戈 | ろようのほこ | 戦国時代に、楚の魯陽公が韓と戦って激戦のさなか、日が暮れようとしたとき、彼がほこを上げて日を招くと日は三舎(九十里。軍隊の一日の行程。周尺で36.45粁)ほども返ったという故事。勢威の盛んなことにいう。 |
論功行賞 | ろんこうこうしょう | 功績をあげたものに、それにふさわしく相応した賞を与えること。 |
論旨明快 | ろんしめいかい | 議論の趣旨が明らかでしっかりしていること。 |