四字熟語 | 読み方 | 意味 |
廃格沮誹 | はいかくそひ | 行われないように邪魔をしてそしる。 |
稗官野史 | はいかんやし | 民間のこまごまとした物語や逸話などを集め記録した書物。 |
吠日之怪 | はいじつのかい | 蜀の地(四川省)は雨が多く太陽を見ることが少ないので、犬が太陽を見ると、怪しんで吠える。珍しいものを見て驚くこと。 |
杯酒解怨 | はいしゅかいえん | 酒席で杯のやりとりをする間に、昔の恨みを忘れること。 |
杯水車薪 | はいすいしゃしん | 努力や援助がごくわずかで、なんの役にも立たないこと。 |
背水之陣 | はいすいのじん | 水辺を背にして陣をしけば、退却できないことから、決死の覚悟で戦に臨む。また、決死の覚悟で事に当たること。 |
背井離郷 | はいせいりきょう | 住慣れた故郷を捨てて、他郷に移りゆくこと |
排斥擠陥 | はいせきせいかん | 人を押しのけ、陥れること。 |
杯中蛇影 | はいちゅうのだえい | 神経質で、自分から疑い惑う心が生じて苦しむこと。河南の長官楽広の親しい友人が、役所の壁に掛けた弓が杯の酒に蛇に映って見えてから病んだが、楽広から訳を聞いてけろりと治った故事。 |
背徳没倫 | はいとくぼつりん | 道徳に背き、人としての道に外れること。 |
杯盤酒肴 | はいばんしゅこう | 宴会のための酒や料理。 |
廃藩置県 | はいはんちけん | 明治四年(1871)七月、藩を廃し全国を郡県に改めた行政上の大改革。 |
杯盤狼藉 | はいばんろうぜき | 酒席の混乱の状態や酒宴の後、杯や皿が散乱しているさまをいう。 |
妃匹之愛 | はいひつのあい | 夫婦の愛。 |
廃仏毀釈 | はいぶつきしゃく | 仏法を排斥(はいせきし釈迦(しゃかの教えを捨てること。 |
敗柳残花 | はいりゅうざんか | 枯れた柳と盛りを過ぎて咲き残っている花。容色の衰えた美人のようすをいう。 |
覇王之資 | はおうのし | 覇者や王者になる資格。 |
霸王之輔 | はおうのほ | 霸者や王者の補佐役。 |
破戒無慙 | はかいむざん | 仏教で、仏道に帰依した者が、戒律を破って良心に恥じないこと。 |
破顔一笑 | はがんいっしょう | 顔をほころばせてにっこりと笑うこと |
破顔微笑 | はがんみしょう | 顔をほころばせて、ほほえみ笑うこと。 |
波及効果 | はきゅうこうか | 物事の影響がだんだんに及んで現れる効き目のこと。 |
破鏡重円 | はきょうじゅうえん | 戦乱などで生き別れになった夫婦が、無事に再会すること。中国の南北朝時代、陳が隋の文帝に滅ぼされたとき、侍従の除徳言は一枚の鏡を真っ二つに割って一方を妻に渡し、再会の時の証とした。のちにそれが縁となって再会し、故郷へ帰ることができたという故事による。ここから、夫婦の離婚を「破鏡」というようになった。 |
破鏡不照 | はきょうふしょう | 夫婦が離婚すること。ひとたび別れた夫婦はもうもとのさやにおさまらない例え。 |
伯夷之清 | はくいのせい | 伯夷・叔斉のふたりが清廉潔白であったこと。 |
伯夷之廉 | はくいのれん | 伯夷・叔斉のふたりが清廉潔白であったこと。 |
博引傍証 | はくいんぼうしょう | 多くの例をひき、あまねく証拠を示して説明すること。 |
博引旁証 | はくいんぼうしょう | 物事を決したり論じたりするとき、多くの材料を引きだし、証拠や関連の事物をあまねく示すこと。 |
博学広才 | はくがくこうさい | 広く学問や知識に通じていて、才知の優れていること。 |
博学才穎 | はくがくさいえい | 広く学問に通じていて、才知が非常に優れていること。 |
博学卓識 | はくがくたくしき | 広く学問に通じていて、優れた見識のあること。 |
博学多才 | はくがくたさい | 広くいろいろな学問に通じ才能が豊かなこと。 |
博学能文 | はくがくのうぶん | 知識が豊富で、文章を作るのがうまいこと。 |
伯牙絶弦 | はくがぜつげん | 「蒙求」の標題。知己の死を悲しむこと。伯牙の琴を愛していた鍾子期が死ぬと、伯牙は琴の糸筋を切って、再び弾かなかった故事。 |
伯牙断弦 | はくがだんげん | 知己の死を悲しむこと。伯牙の琴を愛していた鍾子期が死ぬと、伯牙は琴の糸筋を切って、再び弾かなかった故事。 |
白華之怨 | はくかのうらみ | 愛を失った女性の嘆き。 |
白眼青眼 | はくがんせいがん | 嫌いなものを見る目(白眼)と、好きなものを見る目(青眼)。 |
璞玉渾金 | はくぎょくこんきん | 磨かない玉とあらがね。人の性質の純美で、飾り気のないさまのたとえ。 |
白魚入舟 | はくぎょにゅうしゅう | 敵が降伏すること。ちょっとした出来事が良いことが起きる前兆となる。 |
白砂青松 | はくさせいしょう | 白い砂と青い松。海岸の美しい景色の形容。 |
白紙委任 | はくしいにん | 人に物事を依頼するとき、条件をつけないで、全てを任せること。 |
薄志弱行 | はくしじゃっこう | 意志が弱く行動力に乏しいこと。物事を断行する力に欠けること。 |
白日昇天 | はくじつしょうてん | 真昼に天に昇る。仙人になること。また、急に富貴になること。 |
白紙撤回 | はくしてっかい | 一度決定したものを、全てなかったこととすること。 |
拍手喝采 | はくしゅかっさい | 手をたたいて、さかんに褒めたたえること。 |
白首空帰 | はくしゅくうき | 年をとって頭が白くなっても学問が成就しないこと。 |
白首北面 | はくしゅほくめん | 才能の無い者は歳をとっても人の教えを受けるものだ。 |
白水真人 | はくすいしんじん | 銭の別名。白水を足すと泉、真人を足すと貨。 |
伯仲之間 | はくちゅうのあいだ | 優劣がないこと。似たり寄ったり。 |
白頭如新 | はくとうじょしん | 互いに白髪となるまで交際していても、その心を知り合わなければ新しい知己と同じである。転じて、盟友がお互いの心を知らなかったことをあやまることば。 |
白兎赤烏 | はくとせきう | 時間のこと。 |
如履薄氷 | はくひょうをふむがごとし | 薄い氷の上を歩くように危険だということ。 |
白蘋紅蓼 | はくひんこうりょう | 白い花の咲くうきくさと、紅い花の咲くたで。 |
博聞強記 | はくぶんきょうき | 広く聞き知って、よく覚えていること。 |
博聞強識 | はくぶんきょうしき | 見聞が広く博識なさま。 |
博文約礼 | はくぶんやくれい | 広く学問を学び物事の道理を探究し、これを締めくくるのに礼をもってすれば、道にそむくことがないという教え。 |
白璧微瑕 | はくへきのびか | 白い玉にある少しの傷。ほとんど完全で、わずかの欠点があること。 |
白面書生 | はくめんしょせい | 年少で経験に乏しい書生。青二才。 |
白兪泣杖 | はくゆきゅうじょう | 親の老衰を知り、嘆き悲しむこと。 |
伯楽一顧 | はくらくいっこ | 伯楽が目をかけることによって名馬が見出されることから、賢者が名君・賢相に見出されて重用されることのたとえ。また、世にうもれていた人が、実力者にその才能を見出され力を発揮すること。 |
博覧強記 | はくらんきょうき | 広く書物を読んでよく覚えていること |
薄利多売 | はくりたばい | 利益を少なくして数多く売ること。 |
白竜魚腹 | はくりゅうぎょふく | 神聖で霊力をもつ竜が魚に姿を変えたため、猟師に捕まえられたことから、身分の尊い人がお忍び出歩いて危ない目に遭うことをいう。 |
白竜魚服 | はくりょうぎょふく | 白竜が魚に化けて予且という猟師に捕らえられたことから、転じて、貴人の忍び歩きのたとえ。貴人の微行。お忍びの外出。 |
破邪顕正 | はじゃけんしょう | 不正を打破し、正義を実現すること。 |
波状攻撃 | はじょうこうげき | 次から次へとひっきりなしに攻撃を続けること。 |
破綻百出 | はたんひゃくしゅつ | 言動などについて、欠点やほころびが次々に出てくること。また、物事がうまくゆかなくなるようなことが、次から次と現れ出ること。 |
破竹之勢 | はちくのいきおい | 勢いがたいへん激しく、盛んなこと。 |
八元八ト | はちげんはちがい | 善良な十六人の才子。 |
八万奈落 | はちまんならく | 仏教で、煩悩のために受ける数多くの苦しみを、地獄にたとえていう語。 |
八面玲瓏 | はちめんれいろう | どの方面から見ても、美しく欠点がない。心中にわだかまりがなく、清らかに澄みきっているたとえ。また、多くの人との交際を円満に処理するようすのたとえ。 |
八面六臂 | はちめんろっぴ | 仏像などが八つの顔と六つの腕をもつこと。転じて、一人で多方面にわたって何人分もの活躍をすること。 |
八紘一宇 | はっこういちう | 全世界を一つの家のように統一すること。 |
白虹貫日 | はっこうかんじつ | 白色の虹が太陽を貫く現象。真心が天に通じた時に現れるという。また、君主(太陽が兵(白色の虹に危害を加えられる兆候、革命の起きる前兆を表すとも言う。 |
白黒之弁 | はっこくのべん | 善か悪かのわきまえ。正邪の区別。 |
八索九丘 | はっさくきゅうきゅう | 古書。 |
八宗兼学 | はっしゅうけんがく | 八つの宗派の学問を全部学んでいること。そのことから、広く学問に通じてくわしいことの形容に使う。 |
発蹤指示 | はっしょうしじ | 犬の縄を解き放って獲物にけしかける。戦いを指揮する人のたとえ。 |
発憤興起 | はっぷんこうき | 心を奮い立たせ、立ち上がること。 |
発憤忘食 | はっぷんぼうしょく | 食事を忘れるほど夢中で励むこと。 |
八方画策 | はっぽうかくさく | あらゆる方面に働きかけて、計画の実現をはかること。 |
八方美人 | はっぽうびじん | どこから見ても美しい人。転じて、誰にも悪く思われないように要領よくふるまうこと。また、そのような人。 |
発菩提心 | はつぼだいしん | 仏教で、悟りを求めようと決心すること。 |
撥乱反正 | はつらんはんせい | 世の乱れを治め、もとの平和の世に返すこと。 |
破天荒解 | はてんこうかい | 今までだれもなしえなかったことをはじめて成し遂げること。 |
波濤万里 | はとうばんり | 海に隔てられたはるかな距離。 |
鼻元思案 | はなもとじあん | 自分だけの勝手な考え。あさはかな考え。 |
破釜沈船 | はふちんせん | 出陣に際し、食事をつくる釜を壊し、軍船を沈め、決死の覚悟で戦うこと。 |
爬羅剔抉 | はらてっけつ | かき集め、えぐり出す意から、隠れた人材をさがし出すこと。また、人の欠点や秘密をあばきだすこと。 |
波乱万丈 | はらんばんじょう | 波が非常に高いように物事の変化が起伏に富んではげしいことのたとえ。「―の人生」 |
波瀾万丈 | はらんばんじょう | 波が非常に高いように物事の変化が起伏に富んではげしいことのたとえ。 |
巴陵勝状 | はりょうのしょうじょう | 巴陵地方のよいけしき。巴陵は湖南省岳陽県の地方。 |
反間苦肉 | はんかんくにく | 自分の身を苦しめたり、自分にとって不利益に見えることをしたりして相手をあざむき、敵同士の仲を裂く計略を行うこと。 |
半官半民 | はんかんはんみん | 政府と民間とが共同で出資し、事業を経営すること。 |
半死半生 | はんしはんしょう | 半ば死に、半ば生きている状態。死に掛かっていること。生死の境にいること。 |
半信半疑 | はんしんはんぎ | 本当かどうか信じ切れないようす。真偽の判断に迷うこと。 |
半生半熟 | はんせいはんじゅく | 半分なまで、半分煮えていること。技芸のまだ熟達していない状態。未熟。 |
半醒半睡 | はんせいはんすい | 半ば目覚め、半ば眠っていること。目覚めているのかどうか定かではない朦朧とした状態。 |
飯店宿房 | はんてんしゅくぼう | 料理屋や旅館。 |
帆腹飽満 | はんぷくほうまん | 帆にいっぱい風を受ける様子。 |
繁文縟礼 | はんぶんじょくれい | 規律や礼法などがこまごまとしていて、わずらわしいこと。 |
犯分乱理 | はんぶんらんり | 礼儀をおかし乱す。分限を犯して条理を乱すこと。 |
反哺之孝 | はんぽのこう | 子が成長してから、親孝行すること。 |
反面教師 | はんめんきょうし | いましめとなる悪い手本。 |
半面之識 | はんめんのしき | ちょっと顔を知っているの意味。少し知り合っていること。 |
汎濫停畜 | はんらんていちく | 洪水が隘れ流れるように、広くいっぱいにあふれているさま。 |
攀竜附驥 | はんりょうふき | 竜につかまり良馬に付き従う。優れた人に従うこと。 |
攀竜附鳳 | はんりょうふほう | 竜につかまり鳳凰に付き従う。優れた人に従うこと。 |
阪路詰曲 | はんろきっきょく | 坂道が曲がりくねっていること。 |