四字熟語 | 読み方 | 意味 |
被害妄想 | ひがいもうそう | 他人から迫害されていると思うこと。精神疾患に見られる症状。 |
悲歌慷慨 | ひかこうがい | 悲しんで歌い世の中をいきどおり嘆くこと。世の中の不正や不運を憤り嘆くこと。 |
飛花落葉 | ひからくよう | 花が散り、秋には葉が色づいて落ちること。絶えず移り変わる世の中のはかないことのたとえ。 |
悲喜交々 | ひきこもごも | 悲しいことと喜ばしいことが入り交じること。また、悲しみと喜びをかわるがわる味わうこと。 |
悲喜交交 | ひきこもごも | 悲しみと喜びを、代わる代わる味わうこと。また、悲しみと喜びが入り交じっていること。 |
匪躬之節 | ひきゅうのせつ | 自分の利害を考えないで、王事に尽くす忠節。 |
被堅執鋭 | ひけんしゅうえい | 堅いよろいかぶとを身につけて、鋭利な武器を手に持つ。 |
比肩随踵 | ひけんずいしょう | 肩と肩、踵と踵が接する。→後から後へと絶え間なく続くこと。 |
彼此安康 | ひしあんこう | あの国もこの国も安らかに治まる。 |
飛耳長目 | ひじちょうもく | 情報収集や観察に優れ、ものごとに精通していることのたとえ。 |
非常手段 | ひじょうしゅだん | 非常の場合にやむなく使う手段。 |
非常之行 | ひじょうのおこない | 常人と違った、りっぱな行い。 |
非常之功 | ひじょうのこう | 普通の人と違った、華々しい手柄。 |
非常之人 | ひじょうのひと | 普通の人よりすぐれた人。非凡。 |
披星戴月 | ひせいたいげつ | 朝から夜まで懸命に働くこと |
皮相浅薄 | ひそうせんぱく | 表面的で底が浅いこと。知識、思慮、学問などが非常に浅いこと。 |
左鮃右鰈 | ひだりひらめみぎかれい | 鮃と鰈の見分け方をいったもので、体の左側に両目が付いているのが鮃で、右側に付いているのは鰈であるということ。 |
秘中之秘 | ひちゅうのひ | 秘密のなかで、特別な秘密のこと。 |
筆耕硯田 | ひっこうけんでん | 文筆で生活すること。 |
筆端風雨 | ひったんふうう | 詩文などを作る筆の運びが、風雨が速やかに走り去るように早いこと。 |
筆誅墨伐 | ひっちゅうぼくばつ | 他人の罪悪を新聞・雑誌などに書き立てて責めること。 |
匹夫之勇 | ひっぷのゆう | 血気にはやるだけの、向こう見ずな勇気。 |
匹夫匹婦 | ひっぷひっぷ | 一人の男と一人の女。平凡な男女。また、夫婦暮らしの身分の低いもの。 |
筆墨硯紙 | ひつぼくけんし | 文房四宝 |
一声千両 | ひとこえせんりょう | 一声に千両の値打ちがあること。 |
一越縮緬 | ひとこしちりめん | 緯糸(よこいと)の強撚糸を左撚り(より)右撚り(より)のものを一本ずつ交互に織った、シボの細かい縮緬地のことをいいます。現在、もっとも広く用いられている染下生地です。 |
人之安宅 | ひとのあんたく | 仁徳。仁徳のある人には危害を加える人がいないから、仁徳は人が安心していられる所だという意味。 |
人身御供 | ひとみごくう | いけにえとして神に供える、人の体。相手の欲望を満たすために犠牲になる人。 |
一人芝居 | ひとりしばい | 一人で数人の役を演じ分けて芝居を見せるもの。相手がないのに、自分の思い込みだけでいろいろな言動をとること。 |
一人相撲 | ひとりずもう | 一人で勝手に相撲を取る滑稽さのこと。 |
一人天下 | ひとりでんか | 天下を取ったように、自分だけで、思うようにすること。ひとりてんか。 |
飛兎竜文 | ひとりゅうぶん | 才能のあるすぐれた子どものたとえ。 |
非難囂々 | ひなんごうごう | 騒がしくうるさく非難すること。非難轟轟。 |
非難囂囂 | ひなんごうごう | 騒がしくうるさく非難すること。 |
髀肉之嘆 | ひにくのたん | 実力を発揮する機会がこないのを嘆くこと。 |
日下開山 | ひのしたかいさん | 武芸・相撲などで、天下無敵の者の意味に用いる。 |
罷買同盟 | ひばいどうめい | 人々が団結して、物を買うことを拒否すること。ボイコット。 |
被髪纓冠 | ひはつえいかん | 髪を振り乱したまま冠のひもを結ぶこと。きわめて急ぐさま。 |
被髪左衽 | ひはつさじん | 髪を振り乱し、着物を左前に着ること。野蛮な風俗。 |
悲憤慷慨 | ひふんこうがい | 世の中の悪や自己の不運などを憤り嘆くこと。 |
百尺竿頭 | ひゃくしゃくかんとう | 到達すべき最高点、向上しうる極致のたとえ。 |
百術千慮 | ひゃくじゅつせんりょ | いろいろな方策を考え思慮をめぐらすこと。 |
百姓一揆 | ひゃくしょういっき | 江戸時代、農民が領主・代官の悪政や過重な年貢に対して集団で反抗した運動。暴動・強訴(ごうそ)・越訴(おつそ)・逃散(ちようさん)・打ち毀(こわ)しなど種々の形をとった。 |
百世之師 | ひゃくせいのし | 百代の後までも人の師と仰がれる人。人の師範となりうる人。 |
百折不撓 | ひゃくせつふとう | 何度の失敗にもめげずくじけず挑戦すること。 |
百川帰海 | ひゃくせんきかい | 多くの離ればなれになっているものが、一か所に集まること。 |
百戦百勝 | ひゃくせんひゃくしょう | 百度戦って百度勝つ。一度も負けることのないこと。 |
百戦錬磨 | ひゃくせんれんま | 多くの経験を積んで技術や才能を向上・錬成すること。 |
百度更張 | ひゃくどこうちょう | あらゆる制度や規則が改まり変わる。 |
百年河清 | ひゃくねんかせい | いくら待っても望みがかなわないこと。あてにならないものを長い間待つこと。 |
百年河晴 | ひゃくねんかせい | いくら待っても望みがかなわないこと |
百八煩悩 | ひゃくはちぼんのう | 人間の迷いのもととなる欲望のすべてのこと。人間の感覚をつかさどる眼・耳・鼻・舌・身・意の六根に、色・声・香・味・触・法の六塵の刺激があると、それぞれ好・悪・平の三種、あわせて十八の煩悩が生じる。これが浄・染の二種にわかれて三六種、さらに、過去・現在・未来の三つに配されて合計百八種とされる。 |
百聞一見 | ひゃくぶんいっけん | 自分の目で見たほうが正確である、ということ。 |
百味飲食 | ひゃくみのおんじき | いろいろの美味な供物。 |
百黙一言 | ひゃくもくいちげん | 普段は黙っている人が、ここという時に言う、一言がとても本質をついているということ。 |
百薬之長 | ひゃくやくのちょう | 多酒のこと。 |
百花斉放 | ひゃっかせいほう | 多くの花が一斉に開くこと。さまざまなものがその本領を発揮すること。 |
百家争鳴 | ひゃっかそうめい | いろいろな立場の学者が、自由に論争するさま。いろいろな議論が、にぎやかに自由になされる形容。 |
百花繚乱 | ひゃっかりょうらん | 種々の花が咲きみだれるように、優れた人物や業績が一時にたくさん現れること。 |
百鬼夜行 | ひゃっきやこう | いろいろな妖怪が夜に列をなして歩き回ること。転じて、多くの人が勝手に、悪事や怪しい行いをするたとえ。 |
百挙百全 | ひゃっきょひゃくぜん | 行う物事がすべてうまくいくこと。 |
百計経営 | ひゃっけいけいえい | いろいろと思案して、工夫や手段を尽くすこと。 |
百工五種 | ひゃっこうごしゅ | もろもろの職工と五穀の種子。 |
百発百中 | ひゃっぱつひゃくちゅう | 矢や弾丸が撃つたびに必ず命中すること。予想、計画などがすべて当たり成功すること。 |
氷肌玉骨 | ひょうきぎょくこつ | 梅の形容。美人の形容。 |
表敬訪問 | ひょうけいほうもん | 相手に敬意を表すための訪問のこと |
飄忽震蕩 | ひょうこつしんとう | すばやく震い動かすこと。 |
氷姿玉骨 | ひょうしぎょっこつ | 梅の形容。 |
氷消瓦解 | ひょうしょうがかい | 氷がとけてなくなるように、まるで跡形なく消え去ること |
氷炭相愛 | ひょうたんそうあい | 全く相反する二つのものが、相互に助け合うこと |
漂蕩奔逸 | ひょうとうほんいつ | 所を定めないでただよい、走り回る。舟がただよい、馬が駆けまわるように締りがないこと。 |
表裏一体 | ひょうりいったい | 一つのものの表と裏のように切り離せない関係にあること。 |
比翼連理 | ひよくれんり | 男女の情愛が深いこと。とても仲が良いことのたとえ。 |
飛竜乗雲 | ひりゅうじょううん | 英雄が時に乗じて、勢いを得ること。 |
皮裏陽秋 | ひりようしゅう | 表面に出ない心中での理非曲直の判断。 |
非礼之礼 | ひれいのれい | 礼にかなわない礼儀。 |
疲労困憊 | ひろうこんぱい | ひどく疲れ果てること。 |
牝鶏晨鳴 | ひんけいしんめい | 「牝鶏晨(あした)に鳴く」とも読む。めすの鶏が鳴いてあさを告げること。婦人が勢力をふるうのは災いを作るというたとえ。 |
牝鶏之晨 | ひんけいのしん | 婦人が勢力をふるうのは災いを作るというたとえ。 |
品行方正 | ひんこうほうせい | 行いや心がととのっていて正しいこと。道徳的にきちんとしていて模範的であること。 |
貧者一燈 | ひんじゃいっとう | 貧しい人の寄進は、たとえわずかであっても真心がこもっていれば、金持ちの多大な寄付にも勝るということ。 |
貧者一灯 | ひんじゃいっとう | たとえわずかでも、心のこもった行為こそ尊いということのたとえ。 |
品性高潔 | ひんせいこうけつ | 人柄や性格が気高く清らかなこと。 |
牝馬之貞 | ひんばのてい | 柔順な徳によって、よく事に耐えて成功すること。 |
牝牡驪黄 | ひんぼりこう | 物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。めすとおす、黒色と黄色とを間違えること。「驪」は黒色の馬、くろい意。 |