四字熟語 | 読み方 | 意味 |
九夏三伏 | きゅうかさんぷく | 夏の最も暑い時期。 |
九間一丸 | くまいちまる | 江戸時代、寛文・延宝ごろの隅田川の船遊びの代表的町屋形船で、金・銀をちりばめるなど豪華な装飾を加えた大屋形を設けたもの。 |
九牛一毛 | きゅうぎゅういちもう | 問題にならないほどわずか。たくさんのなかのごく一部分であること。ごく少数のもの。些細で、取るに足りないことという意味もある。 |
九国二島 | きゅうこくにとう | 西海道のこと。天長元年以降、九国と、壱岐・対馬の二島から成るために呼ばれた。 |
九山八海 | きゅうざんはちかい | 世界の中心にある須弥山とその周辺にあるといわれる、山海の総称 |
九思一言 | くしいちごん | 九思とは君子が心がけなくてはならない九つの事柄。きゅうし。九思の一言は十分思慮をめぐらして一言いうこと。 |
九死一生 | きゅうしいっしょう | 死にそうなあぶないところをやっと助かること。 |
九識十名 | くしきじゅうみょう | 摂論宗の祖真諦の立てた人間の心のあり方の分類。眼、耳、鼻、舌、身、末那、阿頼耶の八識に阿摩羅を加えたもの。第九菴摩羅識に,真識・無相識・法性識・仏性真識・実際識・法身識・自性清浄識・阿摩羅識(無垢識)・真如識、不可名識の十識をいう。 |
九尺二間 | くしゃくにけん | 間口が九尺、奥行きが二間の家。狭くてみすぼらしい家のこと。 |
九儒十丐 | きゅうじゅじっきゅう | 中国、宋・元の時代に、儒者を賤しめて人間の分類の十棟の第九番目に儒者をおき最下等に乞丐(乞食)を当てた。一宮、二吏、三僧、四道、五医、六工、七猟、八民、九儒、十丐(鄭所南集) |
九十九折 | つづらおり | ツヅラのつるのように、山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。 |
九十九髪 | つくもがみ | 老女の白髪。百から一を引くと「白」で白髪。次百(つぐもも)の略が九十九(つくも)となった。 |
九十春光 | くじゅうのしゅんこう | 春三か月(九十日)間ののどかな景色。 |
九重五舎 | きゅうじゅうごしゃ | 「九重」は昔中国で王城の門を幾重にも作ったことから皇居・宮中など内裏の諸殿舎の総称、「五舎」は昭陽舎・淑累舎・飛香舎・凝花舎・襲芳舎をいう。 |
九寸五分 | くすんごぶ | 長さが九寸五分(約30センチメートル)あるところから短刀・あいくちのこと。二尺八寸が刀。 |
九損一得 | くそんいっとく | 十回のうち徳になるのは一回ということ。費用ばかりかかってほとんど益のないこと。 |
九腸寸断 | きゅうちょうすんだん | はらわたの全てがちぎれるほどの思い。非常な悲しみのたとえ。 |
九鼎大呂 | きゅうていたいりょ | 貴重なもの、重い地位、名望などのたとえ。 |
九分九厘 | くぶくりん | 九十九パーセント。ほとんど完全に近いこと。ほとんど間違いのないこと。 |
九分十分 | くぶじゅうぶ | たいした違いはないこと。大同小異。五十歩百歩。 |
九仞一簀 | きゅうじんいっき | 仕事が完成する寸前の最後の努力の大切さをいう。また仕事を完成するために重ねる一つ一つの努力。「簀」は土を入れて運ぶ竹篭の類で「一簀」はもっこ一杯の土。[類]功虧一簀・一簀之功 |