四字熟語 | 読み方 | 意味 |
気韻生動 | きいんせいどう | 書画・詩文などの芸術作品に、気高い風格・情緒が生き生きと満ちていること。 |
気宇壮大 | きうそうだい | 度量・構想などが並外れて大きいさま。 |
帰依三宝 | きえさんぽう | 仏・法・僧の三つに帰依すること。仏教徒としての最低条件。帰依は帰命ともいい、すぐれたものに帰順すること。転じて、絶対の信を捧げ、よりどころとする信仰の意。 |
気炎万丈 | きえんばんじょう | 燃え上がる炎のように非常に意気盛んであること。意気盛んな談論。 |
既往不咎 | きおうふきゅう | 既往は過去のすんだこと。それを今さら咎め立てしても仕方がない。済んだことはともかく、これからが大事だということ。 |
機会均等 | きかいきんとう | 教育、雇用、医療などで社会的活動から除外されないように差別を廃止しようとする考え。 |
貴介公子 | きかいこうし | 身分の高い家柄の男子。公達。 |
棄灰之刑 | きかいのけい | 刑罰がきわめて厳酷なこと。かつて灰を道に捨てただけで手を切られるという刑罰があったというように、犯した罪は軽いのに、罰がはなはだ重いことをいう。 |
機械之心 | きかいのこころ | 偽りたくらむ心。策をめぐらす心。機械:巧妙な構造の器具。転じて、巧知。偽り。企み。 |
奇貨可居 | きかおくべし | 「奇貨」は珍しい財貨。珍しいものだから、いま買っておけば後日利益を得られようとの意から、得難い機会だから、これをうまく利用しなければ損だ、というたとえ。 |
帰家穏座 | きかおんざ | 長らく放浪していた者が、故郷の自分の家に帰って身も心も落ち着く。転じて仏教では、人間が本来自分に備わっている仏性に立ち帰って安住すること。 |
亀鶴之寿 | きかくのじゅ | 長生き。 |
騎鶴揚州 | きかくよくしゅう | やりたいことを、一気に全部やろうとすること。 |
葵花向日 | きかこうじつ | 「ひまわりの花、日に向かう」。夏の点景を、熱い太陽に向かって咲き誇るひまわりの姿に託した言葉。 |
h花瑤草 | きかようそう | 仙境にあるといわれる美しい花と草。 |
揮汗成雨 | きかんせいう | 流れる汗をふるい落とすと、その汗がまるで雨のように降りかかるさまです。 |
危機一髪 | ききいっぱつ | 非常にあぶない瀬戸際。ほんのわずかな違いで今にも危険なことがおこりそうなこと。 |
奇奇怪怪 | ききかいかい | 常識では理解できないような不思議な出来事。あるいは容認できないようなけしからぬこと。 |
奇々怪々 | ききかいかい | きわめて奇怪なこと。また、そのさま。 |
煕煕壌壌 | ききじょうじょう | 多くの人が激しく往来するさま。 |
奇奇妙妙 | ききみょうみょう | 非常に奇妙なこと。 |
危急存亡 | ききゅうそんぼう | 危機が迫っていること。生き残るか亡びるかの瀬戸際のような状態。 |
箕裘之業 | ききゅうのぎょう | 父祖伝来の家業を受け継ぐこと。 |
起居挙動 | ききょきょどう | ふだんの動作。また、日常の生活。 |
規矩準縄 | きくじゅんじょう | 物事や行為などの標準となるもの。規準・法則のたとえ。 |
菊有黄華 | きくゆうこうか | 菊に黄色の花がつき。秋も盛りの風物詩のこと。 |
詭計多端 | きけいたたん | あれこれ悪巧みする。悪知恵のはたらく、悪賢いさま。 |
危言危行 | きげんきこう | 危は非常に高い見識。言、行を厳しくすること。 |
貴顕紳士 | きけんしんし | 身分高く、教養や品位がある男子のこと。 |
跂行喙息 | きこうかいそく | かかとではって行き、くちばしで呼吸する。虫・鳥の類をいう。 |
規行矩歩 | きこうくほ | 心や行動がきちんとしていて正しいこと この意味から古いしきたりや決まり事に捕らわれて、融通の利かないこと |
亀甲獣骨 | きこうじゅうこつ | 亀のこうらと獣の骨。殷時代これに文字を刻んで占いに使った。これを甲骨文字といい、現存する中国最古の文字。 |
帰根到底 | きこうんとうてい | 「根に帰り底に到る」。結局、つまるところという意味。 |
鬼哭啾啾 | きこくしゅうしゅう | 恐ろしい雰囲気に包まれていること。うかばれない死者の霊(鬼)が大声をあげて泣き(哭)、その声がいつまでも続く(啾々)という悲しくも恐ろしいさま。 |
旗鼓相当 | きこそうとう | 両軍が敵対して争うこと。また、対峙する勢力がつり合っているさま。実力伯仲。 |
気骨稜稜 | きこつりょうりょう | 自分の信念を守って、貫き通そうとする気概にあふれているようす。 |
旗鼓堂堂 | きこどうどう | 軍隊やパレードが整然として偉容に充ちたようす。 |
旗鼓堂々 | きこどうどう | 行進などが整然とまた堂々と行く様子。 |
騎虎之勢 | きこのいきおい | 虎にまたがって走り出したら、途中で降りることはできないので、行く所まで行かなければならない。そのような勢いをいう。物事の成りゆき上、中止できないこと。 |
奇策縦横 | きさくじゅうおう | 人の意表をついた奇抜なはかりごとを、思いのままに行うこと。 |
箕山之志 | きざんのこころざし | 退き隠れて自分の節操を守ること |
箕山之節 | きざんのせつ | 世俗から引退して、自分の節操、意志を守ること。 |
起死回生 | きしかいせい | 死に瀕したもの、滅びかかっているものを再び生き返らせること。もとに戻すこと。 |
窺伺傚慕 | きしこうぼ | 様子をうかがい、これにならって真似をすること。 |
旗幟鮮明 | きしせんめい | 旗の色が鮮やかなように、主義・主張・態度などがはっきりしているようす。 |
貴耳賤目 | きじせんもく | 古いことを高く評価し、現実を軽んじること。遠くのことを有り難がり、近くのことは軽蔑するたとえ。耳で聞いたことは尊重するが、実際に目に見える身近なものを軽く見る。人に聞いたことはよく思える。 |
気質之性 | きしつのせい | 後天的な血気の性をいう。 |
貴珠賤蚌 | きしゅせんぼう | 貴重な真珠も、もとは汚い二枚貝(蚌)の中から出るということ。優れた人物や賢者は、貧賎の境遇から生まれ出るたとえ。 |
鬼出電入 | きしゅつでんにゅう | 現れたり消えたりがすばやく、目にとまらないこと。 |
希少価値 | きしょうかち | 少なくて珍しいために生じる価値。 |
起承転結 | きしょうてんけつ | 「起」で始まり「承」で受け、「転」で変化を出し「結」で終結させる構成方法。 |
喜色満面 | きしょくまんめん | 顔中に喜びの表情が満ちるようす。うれしそうな表情を顔いっぱいに見せるようす。 |
鬼神敬遠 | きじんけいえん | 敬遠のフォアボールと同じ。尊敬はするけれど、あまり近寄らない、という心構え。転じて、敬うように見せかけ、実は嫌って寄せつけないこと。 |
杞人天憂 | きじんてんゆう | 杞の国に、「もし天が落ちてきたらどうしよう」と心配して食事も咽に通らない人がいた。 |
杞人之憂 | きじんのうれい | 無用な心配。取り越し苦労。 |
気随気儘 | きずいきまま | 勝手気ままに振る舞うこと。また、そのさま。 |
既成概念 | きせいがいねん | 広く社会で認められ、通用している概念。 |
規制緩和 | きせいかんわ | 自由な経済活動を縛る制限を緩めること |
既成事実 | きせいじじつ | すでに起こってしまっていて、承認すべき事柄。 |
貴賤上下 | きせんしょうか | 身分の高い人と低い人の区別のこと。 |
奇想天外 | きそうてんがい | 誰にも思いもよらないような奇抜なこと。また、そのようす。 |
箕帚之妾 | きそうのしょう | 掃き掃除をする下女のこと。人の妻となることの謙遜語。「箕帚」はチリ取りとほうきのこと。 |
帰属意識 | きぞくいしき | 何らかの集団やコミュニティに所属していると感じること。 |
気息奄々 | きそくえんえん | 今にも息が絶えそうなほど呼吸が苦しい状態. |
気息奄奄 | きそくえんえん | 息が絶え絶えになり余命が幾ばくもないようす。今にも滅亡しそうである。 |
機知奇策 | きちきさく | その場に応じて働く才知による奇抜なはかりごと。 |
吉日良辰 | きちじつりょうしん | 辰は星の宿。よい日柄ということ。大安吉日と同じ。 |
機知縦横 | きちじゅうおう | その場に応じて働く才知を、思いのままに発揮すること。 |
機杼一家 | きちょいっか | 文学や著作で、独自の構想や文章を編み出し、一家を成すことをいう。機杼は機(はた)を織る時横糸をくぐらせる杼(おさ)のこと。織り物は杼の用い方ひとつで錦ともなるということから出たたとえ。 |
吃喝嫖賭 | きっかつひょうと | 食べること、酒を飲むこと、女性と遊ぶこと、賭博の四道楽。 |
鞠躬尽瘁 | きっきゅうじんすい | 一生懸命になって心を尽くし力を尽くすこと。 |
吉凶禍福 | きっきょうかふく | 吉事と凶事。 |
吃驚仰天 | きっきょうぎょうてん | 非常に驚くこと。 |
吉光片羽 | きっこうへんう | わずかに残る昔の文物。優れた遺品のたとえ。もともとは神話の中に出てくる神馬のわずかな毛のこと。 |
吉祥善事 | きっしょうぜんじ | めでたい良いこと。 |
橘井杏林 | きつせいきょうりん | 医者に対する敬称 |
橘中之楽 | きっちゅうのたのしみ | 将棋や囲碁の楽しみをいう。橘の実の中でふたりの老人が向い合って将棋を指し、いかにも楽しそうであったという昔話から。 |
喜怒哀楽 | きどあいらく | 喜び・怒り・哀しみ・楽しみなど人間の持っている様々な感情。 |
木戸御免 | きどごめん | 芝居、見せ物などにただで入れること。 |
亀文鳥跡 | きぶんきょうせき | 亀の甲の模様と鳥の足跡。ともに文字の起源。 |
帰命頂礼 | きみょうちょうらい | 仏に対して心から帰依すること。神仏に対しての唱え文句としても用いられる。 |
喜名多怨 | きめいたえん | 名誉を喜び、地位を欲しがる人は、人から恨みを受け易い。名を喜ぶものは必ず怨み多し。 |
鬼面仏心 | きめんぶっしん | 外見の恐ろしさに似ず、優しい仏のような心を持っていること。またそういう人。 |
亀毛兎角 | きもうとかく | 亀に毛がなく、兎につのがないように、実在しない物事のたとえ。 |
記問之学 | きもんのがく | ただ暗記しているだけで、生かせない学問。 |
脚踏実地 | きゃくとうじっち | 足が地に付いて、着実に進む。危なげがなく、しっかりしているさま。仕事ぶりが堅実で真面目なこと。 |
脚下照顧 | きゃっかしょうこ | 身近なことに十分気をつけること。 |
旧雨今雨 | きゅううこんう | 古い友人と新しい友人のこと。 |
窮猿奔林 | きゅうえんほんりん | 追い詰められた猿はどの木へでもよじ登って身の安全をはかるように、生活に窮した者は就職するに際して、地位や給料、仕事の内容など、とやかく言わないこと。 |
九夏三伏 | きゅうかさんぷく | 夏の最も暑い時期。 |
救火揚沸 | きゅうかようふつ | 火に油を注ぐこと。害悪をますますひどくするたとえ。目的と手段がちぐはくで、かえって逆効果になるたとえ。 |
救患分災 | きゅうかんぶんさい | 「うれいを救い、災いを分かつ」共同して災難を防ぎ、助け合うこと。 |
旧慣墨守 | きゅうかんぼくしゅ | 従来のやり方を踏襲し、しきたり通りにやっていくこと。守りの堅固なことを「墨守」という。 |
九牛一毛 | きゅうぎゅういちもう | 問題にならないほどわずか。たくさんのなかのごく一部分であること。ごく少数のもの。些細で、取るに足りないことという意味もある。 |
汲汲忙忙 | きゅうきゅうぼうぼう | 非常に忙しい様子。 |
鳩居鵲巣 | きゅうきょじゃくそう | 女性が夫の家を我が家とするたとえ。また、仮の住まい。 |
急功近利 | きゅうこうきんり | 功を急いで目前の利益を求める。目先の利益を追って、はやく業績をあげようとすること。 |
救国済民 | きゅうこくさいみん | 国や世の中を救い、人々を苦しみから救うこと。 |
九国二島 | きゅうこくにとう | 西海道のこと。天長元年以降、九国と、壱岐・対馬の二島から成るために呼ばれた。 |
泣斬馬謖 | きゅうざんばしょく | 大きな目的のためには、自分の愛する者も犠牲にするたとえ。法や規律の厳正を守るため私情を捨てること。 |
九山八海 | きゅうざんはちかい | 世界の中心にある須弥山とその周辺にあるといわれる、山海の総称 |
九死一生 | きゅうしいっしょう | 死にそうなあぶないところをやっと助かること。 |
貴遊子弟 | きゆうしてい | 王侯貴族の子弟。貴遊は上流。 |
九重五舎 | きゅうじゅうごしゃ | 「九重」は昔中国で王城の門を幾重にも作ったことから皇居・宮中など内裏の諸殿舎の総称、「五舎」は昭陽舎・淑累舎・飛香舎・凝花舎・襲芳舎をいう。 |
窮愁著書 | きゅうしゅうちょしょ | 志を得ず苦境に悩んでいる賢人が、書を著してその志を吐露すること。 |
鳩首凝議 | きゅうしゅぎょうぎ | 頭を寄せ集めてよく相談すること。 |
九儒十丐 | きゅうじゅじっきゅう | 中国、宋・元の時代に、儒者を賤しめて人間の分類の十棟の第九番目に儒者をおき最下等に乞丐(乞食)を当てた。一宮、二吏、三僧、四道、五医、六工、七猟、八民、九儒、十丐(鄭所南集) |
急所弱所 | きゅうしょじゃくしょ | そこを攻められると生命にかかわるような弱点。 |
九仞一簀 | きゅうじんいっき | 仕事が完成する寸前の最後の努力の大切さをいう。また仕事を完成するために重ねる一つ一つの努力。「簀」は土を入れて運ぶ竹篭の類で「一簀」はもっこ一杯の土。[類]功虧一簀・一簀之功 |
救世済民 | きゅうせいさいみん | 世の中を救い、人々を苦しみから助けること。 |
弓旌之召 | きゅうせいのめし | 高官に採用されること。士を招くには弓、大夫を招くには旗で招くことからいう。 |
弓折矢尽 | きゅうせつしじん | 武器が底をつき戦力を失うこと。万策尽きてどうにもならなくなるたとえ。 |
旧染汚俗 | きゅうせんおぞく | 古くからしみついている悪い習慣。 |
弓箭之士 | きゅうせんのし | 弓矢を持った兵士。 |
求全之毀 | きゅうぜんのそしり | わが身を修養して完全にしようと思ってすることが、かえって、思いがけない悪口を人から受けること。 |
窮鼠噛猫 | きゅうそごうびょう | 追い詰められたら何をするかわからないことのたとえ 。 |
窮鼠噛狸 | きゅうそごうり | 追い詰められた鼠は狸(=野猫のこと)にも噛み付く。 |
旧態依然 | きゅうたいいぜん | 昔からの状態、体制が古いままで少しも変化・進歩のないさま。 |
急竹繁弦 | きゅうちくはんげん | 音楽の音がやかましいこと。 |
急竹繁糸 | きゅうちくはんし | 音楽の音がやかましいこと。 |
旧調重弾 | きゅうちょうじゅうだん | 古い調子を再び奏でること。相変わらずの話を繰り返す、陳腐な理論や主張を蒸し返すたとえ。 |
九腸寸断 | きゅうちょうすんだん | はらわたの全てがちぎれるほどの思い。非常な悲しみのたとえ。 |
窮鳥入懐 | きゅうちょうにゅうかい | 困窮して頼ってくる者があればどんな理由があっても助けてやろうという意味。 |
九鼎大呂 | きゅうていたいりょ | 貴重なもの、重い地位、名望などのたとえ。 |
旧敵宿怨 | きゅうてんしゅくえん | 以前からの敵に対する積もり積もった恨み、怨念。 |
急転直下 | きゅうてんちょっか | 事態・情勢が急に変わって物事の解決、決着がつく、またはそのような方向へ向かうこと。 |
旧套墨守 | きゅうとうぼくしゅ | 古くさい形式や方法にこだわって、融通がきかないこと。 |
窮年累代 | きゅうねんるいだい | 自分の一生から子孫代代にいたる。窮年は一世代。累代は子孫代代をいう。 |
弓馬槍剣 | きゅうばそうけん | 弓術・馬術・槍術・剣術。広く、武芸一般。 |
弓馬之間 | きゅうばのかん | 弓を射、馬をはせる所。戦場。 |
吸風飲露 | きゅうふういんろ | 風を吸い露を飲む。仙人が絶食して生活すること。 |
朽木糞牆 | きゅうぼくふんしょう | 朽ち木は彫刻もできず、腐った壁は塗ることもできない。精神の腐った者は教育しがたいの意味。転じて、気力のない、怠け者のたとえ。 |
朽木糞土 | きゅうぼくふんど | 精神の腐ったものはどうしようもない。また、やる気のない者のたとえ。朽木には彫刻ができず、糞土ではかべ土にならないということから。 |
窮余一策 | きゅうよいっさく | 苦し紛れに考え出した一つの企て。 困りきってどうしようもないときに思いついた一つの策略。 |
丘里之言 | きゅうりのげん | 世間でよくいわれる言葉。俗諺。でたらめの言。 |
汲流知源 | きゅうりゅうちげん | 結果から原因を推定すること。下流の水から川の源の状況を知る。 |
急流勇退 | きゅうりゅうゆうたい | 船が急流の中で素早く回転し退くさま。転じて、官職の華やかなうちに身を引くこと。仕事も地位も隆盛な時に、いさぎよく後進に道を譲ることのたとえ。 |
挙案斉眉 | きょあんせいび | 妻が小さなお膳をうやうやしく眉のあたりまで高くささげる。転じて夫婦間によく礼儀が行われているたとえ。 |
挙一反三 | きょいちはんさん | 一つのことを示されると三つまで悟れる。理解力が優れていること。 |
恐悦至極 | きょうえつしごく | 相手の厚意に大変喜び感謝すること。 |
教学相長 | きょうがくあいちょうず | 教えたり学んだりして知徳を助長発展させる。人を教えることは自分の修行にもなる。 |
矯角殺牛 | きょうかくさつぎゅう | わずかな欠点を直そうとしたばかりに、 全体を損なってしまうこと。 |
鏡花水月 | きょうかすいげつ | はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。 |
鏡花風月 | きょうかふうげつ | 見えるだけで手に取れないもの、直感で感じ取ったり、悟ったりして把握するもののたとえ。 |
狂歌乱舞 | きょうからんぶ | 非常に興奮した声で歌い、羽目を外して舞うこと。 |
叫喚地獄 | きょうかんじごく | ひどい苦しみに泣き叫ぶこと。 |
強幹弱枝 | きょうかんじゃくし | 樹木の手入れは、根幹を充分に保護して強め、枝は適度に剪定する。転じて、地方の権限を規制して中央の権力を強化すること。 |
強顔女子 | きょうがんじょし | つらの皮が厚い、恥を知らない女をいう。強顔は厚顔と同意、鉄面皮のこと。 |
恭喜発財 | きょうきはつざい | 「金が儲かりますように」という意。中国の新年の挨拶。 |
供給之人 | きょうきゅうのひと | 供回りの人。 |
恐恐謹言 | きょうきょうきんげん | 気づかい恐れて、謹んで申し上げる。手紙の終わりに添える言葉。 |
狂喜乱舞 | きょうきらんぶ | 非常に喜んで興奮し、羽目を外して舞うこと。 |
胸襟担白 | きょうきんたんぱく | 気持ちが率直で、あっさりしていること。態度に表裏がないようす。 |
恐懼感激 | きょうくかんげき | ありがたさに恐れ謹み、深く感じ入って心が奮い立つこと。 |
薑桂之性 | きょうけいのせい | 年老いても変わらない激しい気性のたとえ。「薑桂」は、しょうがと肉桂(にっけい)。ともに古くなっても味が変わらないことから。 |
教外別伝 | きょうげべつでん | 禅宗で、悟りは言葉や文字で伝えられるものではなく、心から心へと直接伝えるものであるということ。 |
狂言綺語 | きょうげんきご | 道理に合わない言葉と表面だけを飾った言葉。転じて、小説や物語の類いをいやしめて言う語。 |
凶険無道 | きょうけんむどう | よこしまで道徳に背く悪い行い。 |
恐惶謹言 | きょうこうきんげん | おそれかしこまって、謹んで申し上げること。目上の人に対する手紙などで末尾に書き、最大の敬意を表すのに用いることば。 |
恐惶敬白 | きょうこうけいはく | 恐れかしこまり、つつしんで申し上げること |
驚魂動魄 | きょうこんどうはく | 心を驚かし、魂を動かす。 |
教唆煽動 | きょうさせんどう | 人をおしえそそのかして行動させること。 |
教唆扇動 | きょうさせんどう | 人をおしえそそのかして行動させること。 |
峡山超海 | きょうざんちょうかい | 山を小脇に抱えて海を飛び越える。とてもできることではないが、不可能に挑戦する気迫の意もある。 |
驕奢淫逸 | きょうしゃいんいつ | 驕(おご)り高ぶって、ぜいたくし、淫楽にふけること。金にあかして淫らな堕落した生活を送るたとえ。 |
拱手傍観 | きょうしゅぼうかん | そばで眺めているだけで何もしないさま。 |
喬松之寿 | きょうしょうのじゅ | 長命・長寿の意味。喬は王子喬、松は赤松子で、ともに不老不死の仙人。 |
挟書之禁 | きょうしょのきん | 蔵書禁止の命令。秦の始皇帝が、学識者の口をふさぐため、焚書坑儒とともに断行した政策。漢の恵帝の四年に至ってようやく解禁になったという。 |
強臣大族 | きょうしんたいぞく | 勢力の強大な家来や豪族。 |
驚心動魄 | きょうしんどうはく | 心を驚かし、魂を動かす。 |
協心戮力 | きょうしんりくりょく | 心も力も一つに合わせるということ |
矯生慣養 | きょうせいかんよう | 甘やかされて育つこと。過保護な育て方。「矯」はなよなよとして可愛らしい、「慣養」は養い慣らすこと。 |
共存共栄 | きょうぞんきょうえい | 自他ともに生存し、繁栄すること。 |
兄弟弟子 | きょうだいでし | 兄と弟のような関係の門人。師を同じくする学生同士。 |
凶多吉少 | きょうたきっしょう | 悪いことが多く、よいことが少ない。事の先行きが思わしくない、見通しの暗いこと。 |
驚地動天 | きょうちどうてん | 世間を大いに驚かすこと |
驚天動地 | きょうてんどうち | 天地を揺り動かす。 また、大いに世間を驚かすたとえ。 |
共同一致 | きょうどういっち | 二人以上が力や心を合わせること。 |
共同戦線 | きょうどうせんせん | 本来、主義や主張の異なる二つ以上の団体などが、共通の目的に対して作る、協力する態勢や組織。 |
狂悖暴戻 | きょうはいぼうれい | 道理に反するほどに狂おしく、乱暴であること。 |
強迫観念 | きょうはくかんねん | 払いのけようとしても強く浮かんでくるいやな考え。 |
器用貧乏 | きようびんぼう | 器用であるがために、他人に利用されたり、かえってひとつのことに集中できずに損ばかりしていること。 |
狂風暴雨 | きょうふうぼうう | 吹き荒れる風、激しく降る雨。きわめて手のつけられぬ状況や境遇のこと。 |
驕兵必敗 | きょうへいひっぱい | おごる兵隊は必ず敗れる。国力の大きさや兵員の多いことを誇示する軍隊は、必ず敗れること。 |
向壁虚構 | きょうへききょこう | 虚構の作品や、偽造のもののたとえ。直訳すると、壁に向かって沈思黙考し、心の中で現実にないことを構想すること。 |
興味索然 | きょうみさくぜん | 興味が失われていくさま。物足りなくて面白みがない。 |
興味津津 | きょうみしんしん | 興味が尽きないさま。あとからあとから興味がわくさま。 |
興味津々 | きょうみしんしん | 興味が次々とわいて、つきないさま。 |
狂乱怒濤 | きょうらんどとう | 物事が乱れて大荒れの状態。荒れ狂う波の様子から転じて言う。狂瀾怒濤。 |
狂瀾怒涛 | きょうらんどとう | ひどく乱れて手の施しようのないさま。荒れ狂いさかまく大波の意から。 |
協力一致 | きょうりょくいっち | 同じ目的のために大勢の人が心を一つにし、事を行なうこと。また、人々が力を合わせ、助け合っていくこと。 |
協力同心 | きょうりょくどうしん | 力と心を合わせ、一緒になって目的達成のために努力すること。組織やグループが能力と意欲を結集するさま。 |
梟盧一擲 | きょうろいってき | 思い切ってさいころを投げる。大勝負に出ることのたとえ。 |
虚往実帰 | きょおうじっき | 知識のないものが勉強しに行って、学識を高めて帰ること。虚にして行き、実にして帰る。 |
拒諌飾非 | きょかんしょくひ | いさめの言葉や忠告を受け入れずに、自分の過ちを取り繕うこと。 |
虚々実々 | きょきょじつじつ | 互いに相手の腹をさぐり合い、力の限りに策略を尽して争う様。 |
虚虚実実 | きょきょじつじつ | 互いに策略を尽くし、相手のすきをねらって必死で戦うさま。互いの腹の中を探り合うという意味もある。 |
曲意逢迎 | きょくいほうげい | 意志を曲げてまで、相手の気に入ろうとすること。付和雷同、唯々諾々。 |
局外中立 | きょくがいちゅうりつ | 戦争をしている国のどちらの見方にもならず、援助もしないこと。 |
曲学阿世 | きょくがくあせい | 学問の正しい態度を曲げて世の中におもねり、迎合すること。 |
曲曲回顧 | きょくきょくかいこ | 曲がるたびごとに、後ろを振り向いて見る。 |
極惨極毒 | きょくさんきょくどく | きわめてむごたらしくそこない苦しめること。 |
旭日昇天 | きょくじつしょうてん | 朝日が天空に昇ること。また勢いが盛んなようすのたとえ。飛ぶ鳥を落とす勢いをいう。 |
曲水流觴 | きょくすいりゅうしょう | 風雅な遊びの一つ。庭園などの屈曲した小川の流れに杯を浮かべ、自分の前に杯が流れてくるまでの間に詩を作り、それで酒を飲むという、我が国では王朝時代、陰暦三月三日び行われていた貴族の風流な遊び。 |
局天蹐地 | きょくてんせきち | 恐れて、びくびくするたとえ。「局」はうずくまる、身体を縮めること。「蹐」は音を立てないように抜き足で歩くこと。 |
跼天蹐地 | きょくてんせきち | 高い天の下でも背をかがめ、厚い大地の上でも抜き足さし足で歩くこと。びくびく恐れて天地の間に身の置き所のないことのたとえ。 |
曲突徙薪 | きょくとつししん | 「曲突薪を徙す」とも読む。煙突を曲げ、たきぎを他へ移すの意味。災いを未然に防ぐこと。 |
曲眉豊頬 | きょくびほうきょう | 美しい眉と、ふっくらとしたほお。美人の形容。 |
局面打開 | きょくめんだかい | 行き詰った状態や困難な状況を切り開いて、新しい方向を見い出すこと。 |
挙国一致 | きょこくいっち | 全国民が一つになって、ある目的に向って団結すること。 |
虚実混交 | きょじつこんこう | うそとまことが入り混じっていること。 |
虚室生白 | きょしつしょうはく | がらんとした部屋には、日光が射し込んで、自然に明るくなる。人間も心をからにして何ものにもとらわれずにいれば、おのずと真理、真相がわかってくるという思想。 |
虚心坦懐 | きょしんたんかい | 先入観等を持たず、心に何のわだかまりもないさっぱりとした様子 |
虚心平易 | きょしんへいい | 愛憎の念がなく公平な態度。 |
虚心平気 | きょしんへいき | 愛憎の念がなく公平な態度。 |
虚静恬淡 | きょせいてんたん | 心にわだかまりを持たず、さっぱりしているさま。 |
挙措失当 | きょそしっとう | 対応ぶりが当を得ていない。不適切な措置をすること。「挙措」はあげたりおいたりする立ち居振る舞いのこと。 |
挙措進退 | きょそしんたい | 日常のちょっとした動作。立ち居振る舞い。また、身の処し方をいう。 |
挙措動作 | きょそどうさ | 立ち居振る舞い。からだの動かし方。 |
虚脱状態 | きょだつじょうたい | 心身が衰え、気力が抜けて何も出来ないさま。 |
虚張声勢 | きょちょうせいせい | 虚勢を張って大言壮語するさま。大声でものを言ったりして、空威張りすること。 |
曲肱之楽 | きょっこうのたのしみ | 清貧の生活にも、精神的な楽しみがあるということ。「曲肱」は肱(うで)を曲げ、それを枕にして眠る貧しい暮らしのたとえ。 |
曲高和寡 | きょっこうわか | 高尚な音楽は、和する者が少ない。言葉や文章が難しすぎて、理解できる人が少ないこと。 |
挙動不審 | きょどうふしん | 動作・様子が疑わしいこと。 |
去兵去食 | きょへいきょしょく | 軍備に費やす金を削減して、国民の生活に回すこと。軍事力の増強を後回しにして、国民の利益を優先させること。 |
毀誉褒貶 | きよほうへん | ほめることと、そしること。人をほめたり悪口を言ったりすること。 |
虚無恬淡 | きょむてんたん | 私心がなく、物事に淡々としていること。心にわだかまりがなく、安らかなさま。 |
虚礼虚文 | きょれいきょぶん | うわべだけの礼儀や飾り。 |
虚霊不昧 | きょれいふまい | 心は目に見ることができないが、その働きはすぐれて明らかで、鏡がものを照らすようである。 |
桐壺源氏 | きりつびげんじ | 源氏物語を読む者が巻頭の桐壺だけで止めてしまうこと。 |
桐壷源氏 | きりつぼげんじ | 飽き易くて勉強が長続きしないこと。また中途半端な読書のたとえ。「桐壷」は源氏物語の54帖の中の第1帖。源氏物語を読み始めた者が「桐壷の巻」でやめてしまうことからきた言葉。 |
機略縦横 | きりゃくじゅうおう | 臨機応変の計略が自在に考案・運用できること。 |
棄糧沈船 | きりょうちんせん | 糧を棄て、船を沈む。決死の覚悟で戦うこと。 |
羇旅之臣 | きりょのしん | 他家で客扱いを受けながら、家来になっている人。 |
耆老久次 | きろうきゅうじ | 年取るまで長い間一つの官で昇進しないこと。 |
騎驢覓驢 | きろべきろ | 身近にある物をわざわざ他に求めておろかなこと |
錦衣玉食 | きんいぎょくしょく | 立派な着物と、上等の食物。衣食のぜいたくな生活、富貴な身分のたとえ。 |
金衣公子 | きんいこうし | うぐいすの別名。 |
金烏玉兎 | きんうぎょくと | 太陽と月。太陽には三本足のからすが、月にはうさぎが住むという伝説による。 |
金甌無欠 | きんおうむけつ | 少しも欠けたところのない黄金のかめ。物事の完全なことのたとえ。特に、外国の侵略を受けたことのない独立した堅固な国家のたとえ。 |
金屋貯嬌 | きんおくちょきょう | 美人を立派な家に住まわせて、寵愛すること。 |
槿花一日 | きんかいちじつ | 栄華のはかないこと。むくげの花が朝咲いて夕方しぼむのに例えていう。 |
槿花一朝 | きんかいっちょう | 槿花はむくげの花。一日でしぼむため、はかないことのたとえ。「槿花一朝の栄」といってしばしの栄華をいう。 |
金科玉条 | きんかぎょくじょう | その人が最も大切にしている信条 |
巾幗之贈 | きんかくのそう | 男子たる志のないのを辱めるたとえ。女が身につけるものを贈り、相手の男のいくじがないことをあざけること。「巾幗」は婦人の髪を覆う飾り。 |
琴棋詩酒 | きんきししゅ | 琴を弾き、碁を打ち、詩をつくり、酒を酌み交わす。風流人のたしなみ、楽しみをいう。 |
欣喜雀躍 | きんきじゃくやく | 雀が飛び跳ねるように非常に喜ぶこと。小躍りして喜ぶ。有頂天になること。 |
金玉君子 | きんぎょくのくんし | 節操の堅い、徳の高い人。 |
金玉之世 | きんぎょくのよ | 太平の世。 |
金玉良言 | きんぎょくりょうげん | 金や宝玉のように貴重な言葉。金言名言。また、その人にとっては尊い忠告、忠言をいう。 |
勤謹和緩 | きんきんわかん | 一生懸命つとめつつしむこと。同時に和らかでゆるやかな心を持つこと。茶道において大切な姿勢。 |
勤倹質素 | きんけんしっそ | 仕事に励みつつましく、ぜいたくをしないこと。 |
謹厳実直 | きんげんじっちょく | 慎み深く、誠実・正直なさま。まじめな人間のようす。人を揶揄するような使い方もされる。 |
勤倹小心 | きんけんしょうしん | 仕事に励み節約をし、注意深いこと。 |
勤倹尚武 | きんけんしょうぶ | 仕事に励みつつましく、武道・武勇を重んじること。 |
謹言慎行 | きんげんしんこう | 言動を特別慎重にすること。「謹」はつつしむ、こまやかに気を配る。「慎」はつつしむ、念を入れる意。 |
勤倹貯蓄 | きんけんちょちく | 仕事に励んでつつましく、お金を貯めること。 |
金言名句 | きんげんめいく | 珠玉のいい言葉、名文句のこと |
勤倹力行 | きんけんりっこう | 仕事・事業に励み、倹約し努力して物事を行うこと。 |
謹厚慎重 | きんこうしんちょう | つつしみ深く温厚で、注意深いこと。 |
金口木舌 | きんこうぼくぜつ | 優れた言論・出版などを通じ、社会を教え導く人のたとえ。 |
金谷酒数 | きんこくのしゅすう | 詩の出来上がらない者に対する罰杯の数。また、罰として三杯の酒を飲ませること。 |
金鼓斉鳴 | きんこせいめい | どらと太鼓が一斉に鳴り響く。戦闘が最高潮に達するたとえ。 |
筋骨隆隆 | きんこつりゅうりゅう | 体がぎっしりしていて筋肉が盛り上がって見える形容。 |
緊褌一番 | きんこんいちばん | 気持ちを引き締め、覚悟を決めてとりかかること。大勝負の前の心構え。 |
禽困覆車 | きんこんふくしゃ | 捕まえられた鳥獣さえも、追い詰められて苦しむと、車をひっくり返すほどの力を出す。弱い者でも死にものぐるいになると、とてつもない力を出すこと。 |
近視眼的 | きんしがんてき | 戦略的でない ・ 目先(の事)にとらわれた ・ 目の先しか見ない ・ 視野が狭い |
金枝玉葉 | きんしぎょくよう | 天子の一族、皇族のこと。 |
琴瑟相和 | きんしつそうわ | 夫婦円満のたとえ。琴と瑟(おおごと)とを合奏すると、よくその音が調和することから、夫婦の仲の良いことにたとえる。 |
琴瑟調和 | きんしつちょうわ | 夫婦の仲がむつまじいこと。 |
禽獣夷狄 | きんじゅういてき | 鳥と獣と野蛮人。恩義や道理を知らぬ人々を罵っていう言葉。犬畜生といった感じ。「夷狄」は中国からみた異民族の地域。 |
近朱必赤 | きんしゅひっせき | 「朱に交われば赤くなる」ということ。交際相手によって、人は感化される。悪に近付けば必ず悪くなるという戒めの言葉。 |
謹少慎微 | きんしょうしんび | きわめて慎重なさま。小心翼々として、石橋をたたいても渡らないようなたとえ。 |
金城鉄壁 | きんじょうてっぺき | 非常に堅固な城壁。 |
錦上添花 | きんじょうてんか | 美しいものに、さらに美しい花を付け足す。いよいよ立派に美しく飾ること。 |
金城湯池 | きんじょうとうち | きわめて堅い守りのこと |
近所合壁 | きんじょがっぺき | 壁ひとつ隔てて隣り合っている家。近所の家。 |
錦心繍口 | きんしんしゅうこう | 美しい心情と美しい言葉。詩や文章に才能を発揮する人。 |
金声玉振 | きんせいぎょくしん | 才知と人徳とが見事に調和していること。素晴らしい人格に大成することのたとえ。 |
金石之交 | きんせきのまじわり | 金や石のように変わることのない付き合い。 |
禽息鳥視 | きんそくちょうし | 獣や鳥のように、ただ食を求めるだけで、他に何の志しももたないこと。また、俸禄をもらうだけで何の益もない人や飼い殺しにされる人のことをもたとえる。 |
緊張緩和 | きんちょうかんわ | ひきしまった心が緩むこと。 |
金泥精描 | きんでいせいびょう | 金の顔料を用いて、くわしく細やかに絵を描くこと。 |
金殿玉楼 | きんでんぎょくろう | 黄金や宝石で飾った美しくきらびやかな御殿。豪華な建物。 |
鈞天広楽 | きんてんこうがく | 天上の音楽。きわめて美妙な音楽。 |
勤皇攘夷 | きんのうじょうい | 天皇を尊び、外異を撃ち払って入国させないこと |
勤王攘夷 | きんのうじょうい | 天皇を尊び、外異を撃ち払って入国させないこと。 |
勤王討幕 | きんのうとうばく | 天皇を尊び、幕府を打ち倒すこと。 |
金波銀波 | きんぱぎんぱ | 月光に照り映えて金色や銀色に見える波。また、落日に照り映える光。 |
勤無価宝 | きんはむかのたから | つとめ励むことは無上の値打ちのある宝である。 |
錦標奪帰 | きんぴょうだっき | 科挙(上級官僚登用試験)に主席で合格した者。「錦標」は優秀旗の意。 |
金風嫋嫋 | きんぷうじょうじょう | 秋風が吹いて木の動くさま。 |
金榜題名 | きんぼうだいめい | 科挙(上級官僚登用試験)の最終試験に合格すること。「金榜」は、その合格者の名前が載る掲示板。転じて、難しい試験に合格するたとえ。 |
欽明文思 | きんめいぶんし | 心身を慎み、道理に明らかで、威儀が外に輝き、心の内に考えの深いこと。古代の聖王堯を誉めた言葉。 |
謹毛失貌 | きんもうしつぼう | 枝葉末節にこだわって、根本を忘れること。絵を描く時、一本一本の毛までていねいに描いたのに、肝心の顔の形が似ていないこと。 |
僅有絶無 | きんゆうぜつむ | ほとんどないこと。 |
金襴緞子 | きんらんどんす | ぜいたくで高価な美しい織物。 |
金蘭之契 | きんらんのちぎり | 親密な交際のこと。 |
金蘭之交 | きんらんのまじわり | 友達の親しく堅い交わり。 |