| 四字熟語 | 読み方 | 意味 |
| 粗衣粗食 | そいそしょく | 粗末な食事と粗末な衣服。簡素な暮らし。 |
| 素意大略 | そいたいりゃく | ふだんから大きなはかりごとをめぐらしていること。 |
| 創意工夫 | そういくふう | 独創的な考えや方法を編み出すこと。 |
| 滄海遺珠 | そうかいいしゅ | うずもれている有能な人間のたとえ。 |
| 滄海桑田 | そうかいそうでん | 世の中の移り変わりが激しいこと。 |
| 滄海一粟 | そうかいのいちぞく | 大海中にある一粒の粟。ほとんど比較できない小さいもののたとえ。また、この世界における人の存在のはかないことのたとえ。 |
| 草芥之微 | そうかいのび | 雑草やつちくれあくたのようなつまらないもの。微は微賤の意味。 |
| 桑海之変 | そうかいのへん | 陸地の桑畑が変わって、青々とした海となる。世の中の移り変わりの激しいたとえ。 |
| 喪家之犬 | そうかのいぬ | 誰からもかまってもらえない喪中の家の犬。喪中で餌をもらえずすっかり痩せ衰えた飼い犬。 |
| 桑間濮上 | そうかんぼくじょう | 淫靡な音楽の名。淫乱で不品行なこと。 |
| 創業守成 | そうぎょうしゅせい | 新しく事業を始めることと、それを守って維持していくこと。 |
| 聡慧警捷 | そうけいけいしょう | 覚えが早く、すばしっこい。 |
| 壮言大語 | そうげんたいご | 意気盛んに大変勇敢で、大きなスケールの話しをすること。 |
| 相互依存 | そうごいぞん | たがいに頼りあって生存をはかること。 |
| 糟糠之妻 | そうこうのつま | 貧しい時から、一緒に苦労をしてきた妻。 |
| 草行露宿 | そうこうろしゅく | 山野に野宿しながら旅行すること。 |
| 蒼梧之望 | そうごののぞみ | 帝王の崩御のこと。昔、舜が死んだ地といわれる。蒼梧はいまの広西省蒼梧県の地。 |
| 相互扶助 | そうごふじょ | お互いに助け合うこと。 |
| 桑弧蓬矢 | そうこほうし | 昔、中国で男の子が生まれると、桑の木で作った弓と蓬の葉で作った矢で四方を射て将来の雄飛を祝ったことから、男子が志を立てること。 |
| 相互理解 | そうごりかい | 互いによく理解し合うこと。 |
| 荘厳華麗 | そうごんかれい | おごそかで気高く、きわめて華やかなこと。 |
| 草根木皮 | そうこんぼくひ | 漢方薬のこと。草の根と樹木の皮。飢饉の時にかろうじて口にすることができる、粗末な食物。 |
| 創残餓羸 | そうざんがるい | 傷つき損なわれ、飢え疲れる。 |
| 走尸行肉 | そうしこうにく | 走る死体と、歩く肉体。生きていながら役に立たない者のたとえ。 |
| 相思相愛 | そうしそうあい | 男女が互いに恋いしあい、愛し合うこと。非常にむつまじい男女の仲。 |
| 相乗効果 | そうじょうこうか | 2つ以上のものを掛け合わせて効果をあげること。 |
| 宋襄之仁 | そうじょうのじん | 無益の情け。無用の仁義をしてかえってひどい目にあうこと。 |
| 蚤寝晏起 | そうしんあんき | 早く寝て遅く起きる。 |
| 騒人墨客 | そうじんぼっかく | 文人、詩人、書家、画家など、風流を解する人。 |
| 蒼生万民 | そうせいばんみん | あらゆる人民。 |
| 漱石枕流 | そうせきちんりゅう | 自分の言ったことの誤りを指摘されても直そうとしないこと。また、負け惜しみをしてひどいこじつけをするような偏屈な態度。 |
| 滄桑之変 | そうそうのへん | 桑畑が海となり、海が干上がり桑畑になるような移り変わりの激しさをいう。 |
| 宗族郷党 | そうぞくきょうとう | 一族郷党。郷党は一部落。郷は一万二千五百家。党は五百家。 |
| 相即不離 | そうそくふり | 互いに関係しあっており、切り離すことができないさま。密接な関係をいう。 |
| 壮大華麗 | そうだいかれい | 立派で大きく、きわめて華やかなこと。 |
| 蚤知之士 | そうちのし | 先見の明ある人。機を見るに敏感な人。蚤は早いの意味。 |
| 桑田碧海 | そうでんへきかい | 桑畑が青い海に変わる。世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。 |
| 桑土綢繆 | そうどちょうびゅう | 風雨の来る前に、鳥が桑の根を取って巣の穴を塞ぎ、風雨を防ぐの意味。災難を、その来る前に防ぐことのたとえ。 |
| 竈突蕭然 | そうとつしょうぜん | かまどの辺りがさびしい。よい酒の肴がないこと。 |
| 餐風宿水 | そうふうしゅくすい | |
| 草茅危言 | そうぼうきげん | 民間にいて国政をきびしく論じること。 |
| 桑蓬之志 | そうほうのこころざし | 男子が四方に遠く遊学するこころざし。 |
| 草茅之臣 | そうぼうのしん | 官に仕えず、民間にある人。在野の人。 |
| 聡明英知 | そうめいえいち | 聖人の四つの徳。深遠な道理に通じ、すぐれた才知があること。 |
| 聡明剛毅 | そうめいごうき | 道理に通じ、心が強く屈しないこと。 |
| 草莽之臣 | そうもうのしん | 官に仕えない人。 |
| 草木黄落 | そうもくこうらく | 秋の末に、草木の葉が黄ばみ落ちる。 |
| 草木怒生 | そうもくどせい | 草や木が、春になり、いっせいに芽を出すこと。 |
| 草木皆兵 | そうもくみなへい | 「そうもくかいへい」の読みもあるようですがよく分かりません。敵を恐れるあまり、全山の草木までが皆敵兵のように見えるということ。 |
| 巣林一枝 | そうりんいっし | 鳥は林の中に巣食っても、一本の枝に巣を作るに過ぎない。小さい家に満足して住むたとえ。 |
| 草廬三顧 | そうろさんこ | 礼を尽くして人材を求めるたとえ。 |
| 楚越同舟 | そえつどうしゅう | 犬猿の仲の者同士が同じ場所に居合わせることのたとえ。(= 呉越同舟) |
| 鼠肝虫臂 | そかんちゅうひ | 鼠の肝と虫のひじ。取るにたりないもの。きわめてつまらないもの。 |
| 惻隠之心 | そくいんのこころ | 短憐れみや思いやりの心。 |
| 惻隠之情 | そくいんのじょう | 人の不幸を哀れみ、かわいそうに思うこと。 |
| 息災延命 | そくさいえんめい | わざわいをなくし、無事に長生きをすること。 |
| 即時一杯 | そくじいっぱい | 死後の名誉を得るよりも、いますぐ一杯の酒を飲むほうがよいということ。あとで大を得るよりも今の小をよしとするたとえ。「即時一杯の酒」 |
| 即身成仏 | そくしんじょうぶつ | 仏教で、凡夫も悟りを開けば、現世の肉体のまま仏になれること。 |
| 即心即仏 | そくしんそくぶつ | 仏教で、現在の迷いの心と生身のままで、そのまま仏となること。 |
| 速戦即決 | そくせんそっけつ | 短期間に一気に勝敗を決してしまうこと。物事をてきぱきと片付けること。 |
| 即断即決 | そくだんそっけつ | 即座に判断すること。議案や判決などを、ぐずぐずしないでその場で決めること。 |
| 則天去私 | そくてんきょし | 自己本位の考えを捨てて、自然の中において物事を見極めようとする姿勢。 |
| 息慮凝心 | そくりょぎょうしん | 慮るを休みて心を凝らす。下手な考え休むに似たり。 |
| 麁言細語 | そげんさいご | 大まかな言とつまらない語。 |
| 楚材晋用 | そざいしんよう | 楚国の材を晉人が用いる。楚と晉とは春秋時代の国名。他のものを、自分に利用すること。 |
| 粗枝大葉 | そしたいよう | あらく大きな枝と葉。細かいきまりにとらわれず、自由に筆力をふるう文章のたとえ。 |
| ?枝大葉 | そしたいよう | あらい枝に大きな葉っぱという意味から転じて、 細かいところにこだわらないで自由に書いた文章のこと。 |
| 麁枝大葉 | そしたいよう | あらい枝と大きい葉。文章の細かい法則にかかわらず、自由に筆力をふるったもののたとえ。 |
| 咀嚼玩味 | そしゃくがんみ | 食べ物をよくかみこなし、よく味わう。詩文などをよく読んで、その意味・道理・趣などを考え味わうことのたとえ。 |
| 楚囚南冠 | そしゅうなんかん | 捕らわれて他郷にあること。 |
| 粗酒粗肴 | そしゅそこう | 粗末な酒と粗末な食事の意味。酒食を客にもてなす時の謙遜語。 |
| 粗酒粗餐 | そしゅそさん | 粗末な酒と、粗末な食事。 |
| 粗製濫造 | そせいらんぞう | 質の悪い品をむやみにたくさん作ること。 |
| 鼠窃狗偸 | そせつくとう | こそどろ。ねずみやいぬのようにこそこそ物を盗むの意味。 |
| 祖先崇拝 | そせんすうはい | 子孫がその先祖を祭り、尊敬すること。 |
| 即決即断 | そっけつそくだん | 時機・チャンスを逃さず、即座に決断を下すこと。 |
| 則闕之官 | そっけつのかん | 太政大臣の別名。 |
| 率先躬行 | そっせんきゅうこう | 人より先に自分からすすんで実行すること。 |
| 率先垂範 | そっせんすいはん | 自分がすすんで手本を示す。模範を見せること。 |
| 率先励行 | そっせんれいこう | 人に先立ってはげみ行うこと。 |
| 碎啄同時 | そつたくどうじ | またとない絶好のチャンス。両者の気持ちがぴったり合うタイミング。 |
| ?咤同時 | そつたくどうじ | またとない絶好のチャンス。両者の気持ちがぴったり合うタイミング。 |
| 率土之浜 | そっとのひん | 国の果てまで。陸地の続く限り。 |
| 俎豆之事 | そとうのこと | 祭・儀式のこと。 |
| 河漢其言 | そのげんをかゝんにす | 天の河はどこに源があって、どこに流れるか分からぬように、彼の言うこともスケールが大きく、つかみどころがない。 |
| 素波銀濤 | そはぎんとう | 白い波。雲の形容をいう。銀濤も白波。 |
| 粗鹵迂遠 | そろうえん | 粗末で役に立たないこと。 |
| 粗鹵狭隘 | そろきょうあい | 粗末で狭苦しいこと。 |
| 孫呉之略 | そんごのりゃく | 孫武と呉起の兵略。 |
| 損者三友 | そんしゃさんゆう | ためにならない友は、不正直な人、不誠実な人、口先ばかりの人 |
| 尊尚親愛 | そんしょうしんあい | 尊敬し、親しみ愛すること。 |
| 樽俎折衝 | そんそせっしょう | 宴会でなごやかに交渉をすすめ、武力を用いずに相手をくじくこと。交渉上のかけひき。 |
| 尊大不遜 | そんだいふそん | おごり高ぶり、へりくだらないこと。 |
| 噂沓背憎 | そんとうはいぞう | 人前ではへつらって話し、その人のいない所では悪口を言う。 |
| 尊皇攘夷 | そんのうじょうい | 王室を尊び、異民族を打ち払うこと。 |
| 巽与之言 | そんよのげん | やさしく穏やかで、人に逆らわない言葉。巽は柔、与は和の意味。 |