四字熟語 | 読み方 | 意味 |
知音女房 | ちいんにょうぼう | なじんだ妻。恋女房。心の通じあった親友。 |
知恵才覚 | ちえさいかく | 物事の道理がよく分かり、機転がきくこと。 |
知恵分別 | ちえふんべつ | 物事の道理がよく分かり、適切に判断することのできる力。 |
治外法権 | ちがいほうけん | (一外国の領土にいながら、その国の法律の適用を受けず、自国の法律に従うことを許される、国際法上の特権。(二転じて、規定の範囲外。 |
地角天涯 | ちかくてんがい | 地の果てと天の果て。互いに遠く隔たっていること。 |
地殻変動 | ちかくへんどう | 地球のかたい部分が変化し、動き出すこと。 |
遅疑逡巡 | ちぎしゅんじゅん | 物事の判断が出来ずぐずぐずためらうこと。 |
知己朋友 | ちきほうゆう | 自分の心や真価を知ってくれる友人。 |
池魚故渕 | ちぎょこえん | 自分の生れ育った故郷を恋い慕うこと。 池に飼われている魚は、以前の川の渕に帰りたいと願っていると同様に。 |
池魚之殃 | ちぎょのわざわい | 巻き添えをくうこと。 |
池魚籠鳥 | ちぎょろうちょう | 不自由な身の上のこと。池の魚と籠の鳥。身体が束縛されて自由でないたとえ。 |
竹経松緯 | ちくけいしょうい | 竹と松が縦横に入り交じって生えること。 |
竹槍席旗 | ちくそうせっき | 竹やりとむしろばた。百姓一揆のありさま。 |
竹頭木屑 | ちくとうぼくせつ | 竹の切れはし、木のけずり屑のように小さなつまらぬものでも、何かの役に立つことがあるということ。 |
竹馬之友 | ちくばのとも | 幼年時代に竹馬で遊び合った仲のよい友人。幼児からの親しい友。 |
竹林七賢 | ちくりんのしちけん | 俗世を離れて竹林に集まり清談にふけった七人。 |
知行一致 | ちこういっち | 知識と行為とに食い違いがなく、知っていて行わないことがないこと。 |
知行合一 | ちこうごういつ | 真に知ることは必ず実行を伴う。知と行とは表裏一体で別のものではないという説。 |
治山治水 | ちざんちすい | 植林などによって山を整え、用水路やダムを作って洪水を防ぐこと。水資源開発公団の大きな任務をもいう。 |
知者楽水 | ちしゃくらくすい | 知恵のある賢い人は、水が流れるように才知を働かせ滞ることがないから、水を好んで楽しむということ。 |
知者一失 | ちしゃのいっしつ | 知者も時には過失するということ。知恵のある優れた人でも多くの考えや行ないのうちに一つぐらいの失敗はあるの意味。 |
置酒高会 | ちしゅこうかい | 酒を飲んで、盛んな宴会を催すこと。盛んな酒宴をする。 |
地水火風 | ちすいかふう | 仏教で、宇宙万物を成り立たせる四つの要素。 |
置錐之地 | ちすいのち | きりを立てるほどの少しばかりの土地。 |
知足安分 | ちそくあんぶん | 文相応なもので満足し安心しきってしまうこと。 |
遅速緩急 | ちそくかんきゅう | 遅いか速いか、緩やかか厳しいか。 |
非地中物 | ちちゅうのものにあらず | 竜はいつまでも狭い池の中で老いぼれ、死んでゆくものではないように英雄はいつまでも人に知られず、 埋もれてしまうものではない。時期を見て必ず才能を発揮するものである。 |
蟄居屏息 | ちっきょへいそく | 家に閉じこもり、息をひそめて、隠世すること。 |
蟄居閉門 | ちっきょへいもん | 家に閉じこもり門を閉じて、来客や家人の出入りを止めること。 |
秩序整然 | ちつじょせいぜん | 物事の順序が正しく整っていること。 |
知徳兼備 | ちとくけんび | 知識と道徳をかねそなえていること。 |
魑魅魍魎 | ちみもうりょう | 山や水に住むいろいろの化け物。怪物。妖怪変化。 |
着眼大局 | ちゃくがんたいきょく | 広い視野で問題をとらえること |
着手小局 | ちゃくしゅしょうきょく | 小さな事柄にも心を配り実践すること |
茶番狂言 | ちゃばんきょうげん | (一ありふれたことを素材として、おもしろおかしく見せる劇。江戸時代、歌舞伎役者たちの慰労の趣向から始まったといわれる。 (二転じて、すぐに底の割れるような、ばかばかしい行為や物事のたとえ。茶番劇。 |
忠肝義胆 | ちゅうかんぎたん | 主君や国家に忠誠を尽くし正義を貫こうとする固い決意のたとえ。 |
沖虚真経 | ちゅうきょしんきょう | 『列子』の異称。 |
忠君愛国 | ちゅうくんあいこく | 君主に忠義を尽くし、国を愛し大切にすること。 |
中原逐鹿 | ちゅうげんちくろく | 帝王の位を得ようと争うこと。転じて、互いに競争してある地位や目的物などを得ようとすること。 |
中原之鹿 | ちゅうげんのしか | 中原は天下、鹿は帝位にたとえたもので、群雄が天下を争うことを、狩の競争にたとえた言葉。 |
知勇兼備 | ちゆうけんび | 知恵と勇気をあわせもっていること。 |
忠孝仁義 | ちゅうこうじんぎ | 主君に対する忠義と親孝行、思いやりと正義。 |
忠孝両全 | ちゅうこうりょうぜん | 忠義と孝行の両方とも全うする。 |
忠魂義胆 | ちゅうこんぎたん | 忠義でかたまった魂。 |
中産階級 | ちゅうさんかいきゅう | 中間層を階級としていった言葉。社会成層の資本家階級と労働者階級との中間に位置する階層。 |
仲尼之徒 | ちゅうじのと | 孔子の門人たち。孔子の学を継ぐ者。 |
中秋無月 | ちゅうしゅうむげつ | 八月十五夜の名月の夜に、曇って月が見えないこと。 |
忠臣義士 | ちゅうしんぎし | 忠義な家来と正道を守る人。 |
忠臣孝子 | ちゅうしんこうし | 忠義心に富んだ家来と、親孝行な子。心から忠誠を尽く臣下と、よく父母に仕える子。 |
忠臣貞女 | ちゅうしんていじょ | 忠義心に富んだ家来と、節操の正しい女性。 |
柱石之寄 | ちゅうせきのき | 重い役目。 |
躊躇逡巡 | ちゅうちょしゅんじゅん | 決心がつかず、ぐずぐずとためらうこと。 |
中道而廃 | ちゅうどうじはい | 「中道にして廃す」とも読む。物事を途中でやめること。 |
中途半端 | ちゅうとはんぱ | 途中までしかできあがってない様子。 |
中肉中背 | ちゅうにくちゅうぜい | 普通の身長で、普通の体格であること。 |
虫臂鼠肝 | ちゅうひそかん | 虫のひじと鼠のきも。天が万物に与える形態、分際の微細であること。 |
知勇弁力 | ちゆうべんりょく | 知恵と勇気をもって、適正に物事を判断し、処理する力。 |
昼夜兼行 | ちゅうやけんこう | 非常に急ぐさま。昼も夜も休まず続行すること。転じて、仕事を急ぎ行うことにもいう。 |
忠勇義烈 | ちゅうゆうぎれつ | 勇気に富み、忠義・正義の心が強く激しいこと。 |
忠勇無双 | ちゅうゆうむそう | 並ぶものが無いほど、忠義の心が厚く、勇気に富んでいること。 |
中流砥柱 | ちゅうりゅうしちゅう | 黄河の中にある柱状の石のことで、砥石のように滑らかで、激流の中で不動のまま立っている。乱世に身を処するに毅然として節義を守ることのたとえ。 |
沖和之気 | ちゅうわのき | 天地の間の良く調和した気。 |
寵愛一身 | ちょうあいいっしん | 高貴な人の愛を独占すること |
超軼絶塵 | ちょういつぜつじん | 馬などが群れから抜け出て、非常に軽やかに速く走ること。優れた人物のたとえ。 |
朝雲暮雨 | ちょううんぼう | 男女の契り、情交のこと。 |
朝盈夕虚 | ちょうえいせききょ | 生のはかないことのたとえ。朝に栄え夕べに滅びる意。 |
懲戒処分 | ちょうかいしょぶん | 不正に対する懲らしめや戒めの処分。 |
朝改暮変 | ちょうかいぼへん | 朝改めたことを夕暮れにまた変えること。 |
朝開暮落 | ちょうかいぼらく | 朝に開いた花が夕方にはもう花弁を散らすという意から、人の命のはかないことのたとえ。 |
朝歌夜弦 | ちょうかやげん | 朝夜の別なく音楽を奏でること。 |
重煕累洽 | ちょうきるいこう | 代々の天子がみな立派で太平がうちつづくこと。 |
長頸烏喙 | ちょうけいうかい | 首が長く口がとがっている人相。越王勾践の人相。忍耐強く苦労をともにすることができるが、残忍で欲深く疑いの念が強くて、安楽を共にすることができない性質をいう。 |
重見天日 | ちょうけんてんじつ | 暗く苦しい状況から解放されて以前の明るい状態に戻ること |
朝憲紊乱 | ちょうけんびんらん | 国家のきまりを乱すこと。 |
長江天塹 | ちょうこうてんせん | 自然の要害をいう。 |
鳥語花香 | ちょうごかこう | 鳥のさえずり、花の香り |
兆載永劫 | ちょうさいようごう | 仏教で、きわめて長い年月。 |
朝三暮四 | ちょうさんぼし | 口先だけで騙すこと、あるいは一見違うようで実際はどちらも変わらないこと |
張三李四 | ちょうさんりし | 張さんの三男と李さんの四男の意。身分もなく名の知れぬ平凡な人物のこと。 |
彫残零落 | ちょうざんれいらく | 草木がしぼむこと。 |
朝四暮三 | ちょうしぼうさん | 結果は同じなのに表面的な利害にとらわれることや、そのようにしてだますこと |
長者三代 | ちょうじゃさんだい | 初代が苦労して財産をつくり、それを見て育った子の二代目はその遺風をよく守るが、三代目の孫の代になると、生活が贅沢になり、ついに祖父が築いた家産を傾けてしまうことが多いということから、長者の家は参台り続かないということ。 |
長袖善舞 | ちょうしゅうぜんぶ | 長い袖の着物を着た者は、よく舞うことができる。資力のある者は、何事をなすにもなしやすいことのたとえ。 |
稠人広衆 | ちょうじんこうしゅう | 多人数の集まり。 |
長身痩躯 | ちょうしんそうく | 背丈の高い、痩せた体。鶴のような痩身。 |
朝秦暮楚 | ちょうしんぼそ | 住所の定まらないこと。朝は秦(北方の国)にあって、晩には楚(南方の国)にあるという意味。秦・楚は春秋時代の国の名前。 |
彫心鏤骨 | ちょうしんるこつ | 心臓や骨に彫りつける。深く心に銘記して忘れぬこと。鏤(=ちりばめる |
長舌三寸 | ちょうぜつさんずん | 人前では調子のいいことを言いながらへつらいこびているが、陰では舌を出して笑うこと。 |
彫虫篆刻 | ちょうちゅうてんこく | 虫の形を彫ったり、篆書を刻んだりする。細部にこだわって飾り立てた文章表現のたとえ。 |
雕虫小技 | ちょうちゅうのしょうぎ | 虫の形や篆書を彫刻するように、文章の字句を深く豊かに飾ること。また、文を工夫するあまり、字句ばかり飾る小刀細工。 |
喋喋喃喃 | ちょうちょうなんなん | 小声でよくしゃべること。男女が親しく楽しそうに話し合うさま。 |
丁丁発止 | ちょうちょうはっし | 激しく議論し合うさま。また、刀などで激しく音を立てて打ち合うさま。 |
丁々発止 | ちょうちょうはっし | 刀などを互いに打ち合う音。また互いに負けじと激しく議論を戦わせることのたとえ。丁丁発止。 |
朝朝暮暮 | ちょうちょうぼぼ | 毎朝、毎晩。いつもいつも。 |
長汀曲浦 | ちょうていきょくほ | 長く続く海浜。海岸線がはるかかなたまで続いているようす。 |
彫文刻鏤 | ちょうぶんこくる | 意味器などに細工をして飾ること。転じて、文章の細部を工夫し飾ること。 |
朝聞夕改 | ちょうぶんせきかい | 朝に自分の過ちを聞けば、夕に改める。物事を改めるのが素早いこと。 |
朝聞夕死 | ちょうぶんせきし | 朝に人としての道を聞いたら、その夕方に死んでも悔いはない。 |
長目飛耳 | ちょうもくひじ | 見聞が遠くに及ぶこと。書物のことをいう。 |
頂門一針 | ちょうもんいっしん | 相手の痛いところをついた忠告、戒めのたとえ。 |
頂門金椎 | ちょうもんきんつい | 頭上を鉄のつちで打つの意味。痛切な戒めを与えること。 |
重門撃柝 | ちょうもんげきたく | 門を幾重にも重ね設け、拍子木を打って警戒すること。 |
長夜之飲 | ちょうやのいん | 夜通し酒盛りをし、夜が明けてもなお窓や戸を閉じて酒宴を続けること。 |
朝有紅顔 | ちょうゆうこうがん | 朝に紅顔ありて、夕べには白骨となれる身。 |
長幼之序 | ちょうようのじょ | 年長者と年少者の、家庭及び社会上における位置の順序。 |
朝蝿暮蚊 | ちょうようぼぶん | つまらない人間が集まってきて困ることのたとえ。 |
跳梁跋扈 | ちょうりょうばっこ | 悪人などが権勢をほしいままにして、わがままにのさばること。 |
朝令暮改 | ちょうれいぼかい | 朝出した命令を夕方にはもう改めるというように、法律や命令が頻繁に変えられて、一定しないこと。 |
直往邁進 | ちょくおうまいしん | ためらわずに、まっすぐ進こと。 |
直言極諫 | ちょくげんきょっかん | 思うことをはばからず言い、厳しくいさめること。 |
直言直筆 | ちょくげんじきひつ | 遠慮(えんりょ)なく言い、ありのままに書くこと。 |
直情径行 | ちょくじょうけいこう | 自分の思うままに行動して相手の立場を思いやらないこと。礼儀知らず。 |
直情真気 | ちょくじょうしんき | 偽りのない、本当のありのままの気持ち。 |
直截簡明 | ちょくせつかんめい | 見たり感じたりしたことをきっぱりと言い切ること。 |
直立不動 | ちょくりつふどう | 真っ直ぐに立ち、じっとして動かないこと。また、そのような姿勢。 |
猪突猛進 | ちょとつもうしん | 周囲の人のことや状況を考えずに、猪のように激しい勢いで突進する。 |
佇立?徊 | ちょりつていかい | ためらいのために、長い間立ちつくしたり、行きつ戻りつしたりすること。 |
佇立瞑目 | ちょりつめいもく | 目をつぶって、長い間立ちつくすこと。また、深い悲しみのために、目を閉じたままたたずむこと。 |
樗櫟之材 | ちょれきのざい | 樗・櫟ともに役に立たない木。転じて、無用の人。無用の長物。また、自己をへりくだっていう言葉。 |
治乱興亡 | ちらんこうぼう | 世の中がよく治まることと、乱れること。盛んになることと、滅びること。 |
地霊人傑 | ちれいじんけつ | 土地柄が優れ、そこに住む人物もひときわ優れている。 |
沈毅雄武 | ちんきゆうぶ | 気性が落ち着いていて強く、勇敢であること。 |
沈魚落雁 | ちんぎょらくがん | 魚や鳥も恥じてかくれるほどの美貌を持った、容姿の美しい女性を形容する語。 |
珍魚落雁 | ちんぎょらくがん | 絶世の美女の事。 |
珍事中夭 | ちんじちゅうよう | 思いがけなく降りかかってきた災難。思いがけない珍奇なこと。 |
沈思黙考 | ちんしもっこう | 思いに沈み、黙って深く考えこむこと。思案にふけること。 |
陳勝呉広 | ちんしょうごこう | 陳勝と呉広はともに奏に背いて最初に兵を挙げた。それをみて兵を挙げる者が相次ぎ奏は滅亡した。そこから、物事のさきがけをする者、物事の主唱者のことをいう。 |
沈着大胆 | ちんちゃくだいたん | 腹のすわった性格。 |
沈着冷静 | ちんちゃくれいせい | 落ち着いていて、動じないこと。 |
沈痛慷慨 | ちんつうこうがい | 深く心に悲しみ、いきどおり嘆くこと。 |
珍味佳肴 | ちんみかこう | 珍しい食べ物とよい酒の肴。たいそうな御馳走をいう。珍膳。 |
沈黙寡言 | ちんもくかげん | 落ち着いていて、口数の少ないこと。 |