四字熟語 | 読み方 | 意味 |
吐握之労 | とあくのろう | 賢人を得ようと努力するさま。 |
当意即妙 | とういそくみょう | その場に適した臨機応変な行動をとること |
蕩佚簡易 | とういつかんい | おおらかなこと。 |
灯火可親 | とうかかしん | 秋の夜長は灯火のもとで読書するのに適することをいう。 |
東窺西望 | とうきせいぼう | あちこちをちらちら見ること。 落ち着きのないさま。 |
刀鋸之余 | とうきょのよ | 刑罰に処されて余命を保つ身。宦官にもいう。 |
冬月赤足 | とうげつせきそく | 寒い冬に何もはかずに素足でいること。 |
陶犬瓦鶏 | とうけんがけい | やきものの犬と素焼きの鶏。転じて、ただ形や外見のみがすぐれ、役に立たないもののたとえ。 |
桃源洞裡 | とうげんどうり | 桃源郷のある洞窟の内側。俗世や時代の流れから隔絶して、小さく理想的な共同体の中でのんびりと生きている世界のたとえ。 |
倒行逆施 | とうこうぎゃくし | 道理に逆らって事を行う。無理を押し通す。 |
董狐之筆 | とうこのふで | 権勢を恐れず、ありのままを書いて歴史に残すこと。董狐は晉の史官で、趙宣子がその主君の霊公を殺したことを当時の歴史に直筆した人。 |
東西古今 | とうざいここん | 東洋と西洋、昔と今。 |
東西南北 | とうざいなんぼく | 天下いたる所。どこでも。居所の一定しないこと。 |
刀山剣樹 | とうざんけんじゅ | 刀の山、剣の林。むごたらしい刑罰のたとえ。 |
東山高臥 | とうざんこうが | 俗塵を避けて山中に隠れ住むこと。 |
桃三李四 | とうさんりし | 物事を完成するには年月を要する |
闘志満満 | とうしまんまん | 闘争心の旺盛なこと。「満満」は、満ちていることで、戦おうとする意志がみなぎっていること。 |
闘志満々 | とうしまんまん | 闘争心の旺盛なこと。 |
冬扇夏炉 | とうせんかろ | 冬の扇と夏の火鉢。時節に合わないで不用になったもののたとえ。 |
当代随一 | とうだいずいいち | 今の時代で一番 |
当代第一 | とうだいだいいち | 今の時代、またはその時代において、最も優れたもの。 |
当代無双 | とうだいむそう | 今の時代、またはその時代において、並ぶものがないほど優れていること。 |
洞天福地 | とうてんふくち | 天下の名山景勝の地。仙人が住むという三十六洞天・七十二福地の意味。 |
党同伐異 | とうどういばつ | 善悪・理非は別として、仲間同士が助け合い、他の者を排斥し、責め立てる。 |
頭童歯豁 | とうどうしかつ | 頭ははげ、歯は落ちてまばらになる。老人のありさま。 |
刀筆之吏 | とうひつのり | 「事務屋」の意味 |
豆剖瓜分 | とうほうかぶん | 豆や瓜を割るように、土地が分裂すること。 |
東奔西走 | とうほんせいそう | 東西に奔走する。あちらこちらに、なにかと忙しく駆け回ること。 |
稲麻竹葦 | とうまちくい | 人や物が非常に多く入り乱れているたとえ。周囲を幾重にも取り囲んでいるさま。 |
東来西走 | とうらいせいそう | 東から来て西へ去るの意で定めのないことをいう。 |
桃李成蹊 | とうりせいけい | 立派な人物は自ら求めなくてもその徳をしたって自然に人々が集まってくるたとえ。桃や李(すもも)は、何も言わないが花や実にひかれて自然に人々が集まるので木の下にはいつの間にか小道が出来てしまうという意。 |
党利党略 | とうりとうりゃく | 党としての利益とそのためのはかりごと。 |
棟梁之器 | とうりょうのき | 重任にたえうる人材。大事に任じる人材。 |
桃林処士 | とうりんのしょし | 牛の別名。桃林は砦の名前。周の武王が殷を討ち、平和を迎えて牛を放った所。 |
螳螂之衛 | とうろうのえい | 微弱な兵備。 |
蟷螂之斧 | とうろうのおの | 弱い者が、自分の力をわきまえず、強い者に挑むこと。 |
螳螂之力 | とうろうのちから | かまきりの力。微弱な力。取るに足りない自分の力を顧みず、大事にあたること。 |
十日之菊 | とおかのきく | 九月九日の菊の節句の翌日の菊。機会を失ったたとえ。 |
兎角龜毛 | とかくきもう | うさぎの角と亀の毛。ともにこの世に無いもののたとえ。 |
時之氏神 | ときのうじがみ | ちょうどよいときに現れて、喧嘩を仲裁してくれる人。 |
時世時節 | ときよじせつ | その時々のめぐりあわせ。その時々の移り変わり。 |
得意淡然 | とくいたんぜん | 得意な局面でも淡々とごく自然であれ、の意。 |
得意満面 | とくいまんめん | 誇らし気なようすが顔じゅうに満ちていること。 |
特筆大書 | とくひつたいしょ | 特にめだつようにはっきりと書くこと。 |
特立独行 | とくりつどっこう | 自ら信じる所を守り、世俗の外にぬきんでて立ち、初志を貫徹すること。 |
特立之士 | とくりつのし | 世俗の外にぬきんでて立派な人。 |
斗斛之禄 | とこくのろく | 僅かばかりの俸禄。薄給。 |
吐故納新 | とこのうしん | 古いものを排除し、新しいものを取り入れること |
徒手空拳 | としゅくうけん | 手に何も持たないこと。事を始めるのに資金や地位などがまったくなく、自分の力だけが頼りであること。 |
屠所之羊 | としょのひつじ | 死期を間近にひかえた人の形容。 |
斗折蛇行 | とせつだこう | 斗(北斗七星)のように折れ曲がり、蛇のようにくねくねと曲がりながら進むこと。 転じて、道や川などにカーブが多く、くねくねと続いていくさま。 |
兎走烏飛 | とそううひ | 月日が過ぎ去るのが速いことの形容。兎は月、烏は日。 |
塗炭之苦 | とたんのくるしみ | 泥にまみれ、炭火で焼かれるような、ひどい苦痛のこと。 |
特権階級 | とっけんかいきゅう | 特別の権利や権限で優遇される階級。 |
訥言敏行 | とつげんびんこう | 無駄なことは言わず、行動が素早いこと。 |
独鈷鎌首 | とっこかまくび | 議論好きの歌人のこと。左大将家の六百番歌合のとき、顕昭が独鈷を持ち、寂蓮が鎌のように首をもたげて激しく議論したのを、殿中の女房たちがもてはやした言葉。 |
突然変異 | とつぜんへんい | 突如として親と違うものに変わる現象のこと。 |
突怒偃蹇 | とつどえんけん | 岩石の感じを、人の怒った姿、また傲慢な姿にたとえた言葉。 |
咄咄怪事 | とっとつかいじ | 驚くべき奇怪な事。 |
斗南一人 | となんいちにん | 北斗七星以南に唯一の人。天下第一の人。 |
図南鵬翼 | となんほうよく | 大志を抱いて大事業を計画すること。「図南」は南方に向かって飛び立とうとする意。「鵬翼」は大きな鳥の翼。よって大きな鳥が南方にはばたくこと。 |
屠販之賤 | とはんのせん | 肉屋。肉を切って売る卑しいものの意味。 |
吐哺握髪 | とほあくはつ | 昔、周公旦が、客が来ると、食事中でも口中の食物を吐き、髪を洗っているときでも髪を握ってすぐに出迎えた故事で、つとめて賢士を優待する意味にいう。 |
吐哺捉髪 | とほそくはつ | 昔、周公旦が、客が来ると、食事中でも口中の食物を吐き、髪を洗っているときでも髪を握ってすぐに出迎えた故事で、つとめて賢士を優待する意味にいう。 |
屠竜之技 | とりゅうのぎ | 竜を屠る技の意味。どんなに巧みでも実用の役に立たない技術。 |
斗量帚掃 | とりょうそうそう | ますで量り、箒で掃き捨てるほど物がたくさんあること。 |
敦厚周慎 | とんこうしゅうしん | 人情があつく慎み深い。 |
頓首再拝 | とんしゅさいはい | 手紙や書類の末尾に敬意を表して用いることば。「頓首」は頭を地面に打ちつけてお辞儀すること。 「再拝」は二度続けてお辞儀すること。 |
頓証仏果 | とんしょうぶっか | ある機会に出会って、にわかに真理をさとって仏果(菩提)を得ること。 |
頓証菩提 | とんしょうぼだい | ある機会に出会って、にわかに真理をさとって仏果(菩提)を得ること。 |